今年のCOTY、私の予想はレヴォーグです。私はGRヤリスに満点!
COTYの投票を済ませました。何に点を入れたのか? 今年は部門賞が1)デザイン。2)テクノロジー。3)パフォーマンス。4)Kカーと4つある。それぞれ1)ディフェンダー。2)レヴォーグ。3)ヤリス。4)日産/三菱に入れました。ヤリス、全て一緒になっているけれど、GRヤリス御指名ですね。Kカーは今や白ナンバー車と安全に対する備えが同じであるべきという理由。
本賞だけれど、1点をディフェンダーとプジョー208に入れました。ディフェンダー、私がイギリス人なら迷うことなく10点! ただ環境問題厳しくなる一方の2020年においちゃ社会性という意味で厳しく、たくさんの点を入れることも出来ない。電気自動車を含む208はもっと高い点数を入れたかったけれど、e208に試乗出来たのは袖ケ浦のショートコース2ラップだけ。
そしてフィットに5点。とてもバランスの良いクルマながら、新しい技術も無くホンダが総力を挙げて開発したという雰囲気じゃない。スポーツモデルもラインアップしておらず、クルマに重要な”華”という点で物足りないです。といったあたりがユーザーの共通認識らしく、販売状況も少しばかり伸び悩んでいるように思う。手強いライバルがいることもあり、高い点数は入れられず。
おそらく今年のイヤーカーになるだろうレヴォーグは8点。スバルの技術を全て投じたクルマだと思う。唯一残念だったのが、2020年時点で電動化技術を全く取り入れられていない点です。現在進行形で開発をしているようだけれど、パワーユニットに投資していなかった数年間が今になって出てきてしまった。電動化パワーユニットあればヤリス兄弟と10日間くらい悩んだに違いない。
ということで10点はヤリス兄弟です。日本とヨーロッパでCAFEに代表される厳しい厳しい燃費規制が始まった。結果、多くのメーカーはハイパフォーマンスモデルどころか、燃費重視のエンジンしかラインナップ出来なくなってます。そんな中、トヨタのみエンジンだけで走る高性能車を出してきた。トヨタの環境対応度がキッチリ出来ているという証明のようなもの。
さらに人気のクロスオーバーや、驚くほど燃費の良い量販車もシリーズに含まれている。クルマにとって重要な環境と楽しさのバランスが見事に取れていると思います。加えて売れ行きも素晴らしい。ヤリスクロスなど納期半年という人気度。工場はフル稼働中。新型コロナ禍で経済が疲弊している中、売れるクルマを作ることも大きな社会貢献だと考えます。
個人的にはCAFE対応に苦しむ中、GRヤリスというクルマ好きにとって大切なスポーツモデルをホンキで作ってきたことだけで満点を投じたいと思う。ただ今年のCOTYは伸び悩み3位になると予想する。多くの選考委員がGRヤリスに試乗する機会を持てなかったことになるんじゃなかろうか。私に取ってプジョー208の点数と同じ。良いクルマだけに残念です。
6月1日のハリアー以後、トヨタのイベントは多かった!
また、もし「特別賞」というのがあるなら、今年のトヨタの社会貢献に対して出したいと思う。6月の自粛明け以後、新車を出してイベントだってやった。少なくとも自動車メディア業界はトヨタの新車群で紙媒体は部数を。ネットメディアはページビュー。ユーチューバーも視聴回数を稼いだ。新型コロナにびびってイベントをほとんどやらなかったメーカーと対照的です。
<おすすめ記事>