トヨタ、電動航空機(ヘリ代替)の実用化に向け着々と準備開始。ドクターヘリに最高です! 

トヨタが『Joby Aviation』との関係を深めている。すでに1130億円を出資。機体を量産するときのノウハウなど提供するという。そして今回、ANAと共同で運行についての検討も始めると発表した。トヨタ、どうやらホンキで新しい世代の移動手段にチャレンジするようだ。そもそも下の機体はどんな特徴を持つのか? 大雑把に考えるとヘリコプターの代替です。

将来的にはトヨタ傘下になる可能性だって否定出来ない

カーボンフリーの時代になると、大出力パワーユニット1つで飛行するヘリコプターは弱点が多い。そもそも1つのパワーユニットで飛ばそうとするからシングルローターを選ばざるを得ない。シングルローターの機体を安定して飛ばすには複雑な構造が必要。ラジコンヘリ飛ばすの、すんごく難しいです。ヘリの操縦だって難しい。感性で操縦できるヒコウキと大違いだ。

電動化すればローター1つじゃなくて良い。4つにすればドローンの如く安定します。制御だって簡単。良く出来たドローンなら誰でも簡単に操作できる。それと同じだ。モーターだから静か。安定性だってシングルローターのヘリより優れている。ドクターへリとして使えばどんな場所でも静かに飛んで行けるし、ヘリより安定した着陸が可能。航続距離270kmと十分実用的です。

ホンダはガスタービンで発電するe:HV

ホンダも同じような移動手段を提案している。違いは「研究段階か、2025年の実用化を目指す段階か」という点。ホンダの動きを見ていると、10年くらい掛かりそう。Joby Aviation、すでに実機のテストも続けており、遠からず米国内では認可が出る見込みという(国交省もドクターヘリなどのニーズに限り認可していくかもしれません)。トヨタはそこに乗ったワケ。

オスプレイのような変位型ローターながら、6つあるためロバストは高い

カーボンフリーを考えたらヘリコプターは軍事などを除き民間じゃ運行出来ない。代替手段が必ず必要になってくる。Joby Aviationの機体、量産すれば運行コストを含めヘリより圧倒的に安くなるだろう。といったことを考えると、ニーズ出てくるだろう2025年あたりのローンチはタイミング的に面白い。ちなみに1人当たりの移動コストはヘリの半分以下になると思う。

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