ホンダとヤマハ、モトGPで「ハンデ付けましょうか?」と同情されるほど厳しい

モトGPといえば1961年にMVアグスタがワークス参戦を止めて以来、基本的に日本勢だけで競われてきた。なかでも強かったのがホンダで、1970年前後の数年、オイルショックや排気ガス規制で全てのワークスが参戦を見合わせた時期を除けば、圧倒的な強さを見せていた。1970年代後半からはバリー・シーンやケニー・ロバーツ、フレディ・スペンサー、巨摩軍など役者が揃う。

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RZだのΓだのNSだのに乗っていた50歳以上の2輪免許を持っクルマ好きも多いことだろう。そんなモトGPでホンダとヤマハが悲しい状況になっている。2020年に「日本車に乗っている選手が一人も表彰台上がらなかった」という50年ぶりの状況となるや、以後ジリ貧。今年のマニファクチャラーズポイントを見ると本当に厳しい。ホンダ4位でヤマハ5位です。

ドゥカティはモトGPに空力付加物を取り入れてきた

ポイント数を見るとさらに「う~ん!」。1位ドカティで285点。2位KTM153点。3位アプリリア121点。ホンダ89点。ヤマハ82点ですよ。選手が悪いかと言えばそんなこと全然無し! ヤマハは2021年のチャンピオンを走らせているし、ホンダだってマルケスだ。表彰台を狙える選手を走らせながらシリーズ後半に差し掛かる時期なのに二桁ポイントじゃいかんともしがたい。

そんな状況を見たドルナ(主催社)はレギュレーションを変更することを考えている。今まで日本勢と言えば「重いハンデを付けて戦闘力を落とす」という流れだったが、今回「日本勢の逆ハンデを付けましょうか?」と言ってるのだった。勝てないから少し有利にしましょうね、ということ。ドルナとしちゃ日本勢に残って欲しいんだと思う。考えてみたらスズキが撤退。

今の体たらくだとヤマハも撤退を決めておかしくない。そもそもヤマハの2輪部門、今や赤字になりそうですから。さすがにホンダが撤退することは考えにくいけれど、負けっ放しだと盛り上がらない。なんてったって圧倒的にドカティが強い。今シーズンだって序盤戦で事実上シリーズチャンピンはドカティに乗る誰かという流れだったほど。ホンダやヤマハ、お話にならない。

なぜホンダやヤマハが厳しいか? いろんなウワサが飛び交っている。なかでも驚くのが車重。10kg以上重いのだという。普通、ワークスは規定車重より軽く作り、足りない分のウエイトを最適な位置に積む。10kg以上重いと言うことは絶対的な加速力だけでなく、車体バランスも追究出来ていないことを示す。これだけでお話にならない。なんでそうなったのかまではワカランです。

いずれにしろホンダにとって2輪は屋台骨だ。直近だと収益の40%を占めるほど。モトGPが作ってきたブランドイメージを失い、さらに電動化で遅れをとろうモノなら間違いなく地盤沈下していく。KTMなんかインドのバジャジが大株主。インド初の電気バイクなんか安価に作られようものなら脅威でしか無い。さてさて。HRCはモトGP部門を立て直せるだろうか?

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2 Responses to “ホンダとヤマハ、モトGPで「ハンデ付けましょうか?」と同情されるほど厳しい”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    ツッコミ待ちの期待に応えて「巨摩群www」
    敢えて歴史上のGPライダーにバリバリ伝説の主人公が食い込んでるwww

    モトGPドゥカティ強いですね。
    マイク=ヘイルウッドが活躍していた頃のドゥカティでもここまでは強くなかったですが、今はもう圧倒的。

    逆ハンデなんて聞いたら宗一郎氏がスパナ持って化けて出て来るんじゃ?
    もうすぐお盆ですし。
    「何たる屈辱!ホンダは圧倒的1番じゃなきゃならん!!マルケスしか乗れんバイクにするからキカン坊なんじゃ!!2番手3番手でも乗りこなせるようにせい!!」と叱られそう。
    いやF1にリソース取られておりまして、人が足りないのです。なんて言い訳をするものなら…
    「モトGPでも1位!F1でも1位!6輪でダブルタイトルこそ本物のホンダじゃ!!それが判らんうちは雑巾がけからやり直してこい!!」なんて。
    今だとパワハラになってしまうんですかねぇ。

  2. 仙台市民 より:

    ゴメンなさい、バイクの詳しいこと分からない50代です。
    それでもバリバリ伝説は青春でした!
    熱いスポ根でした!
    甘いラブコメでした!

    不意にバリ伝の画像を見て、グッときました。
    国沢先生が協力なさってたと後年知って驚いた!

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