マツダが2030年までロードマップを発表。新世代ハイブリッドをCX-5に搭載するのは2027年でした

マツダが2027年までの商品計画を発表した。私のWebを読んでいる皆さんからすれば「そうなんだ」と驚くような内容はないと思う。2023年6月にマツダの社長になった毛籠さんが、藤原さんの独りよがりの商品計画を全てキャンセル。残党の抵抗勢力による反対など躱しつつ様々な手を打ってきた。2023年6月時点では計画になかったCX-5も毛籠さんが復活させている。

多くのメディアが次期型CX-5はすぐ出ると伝えているけれど、新型車の開発は急いで4年。超特急仕上げで2026年秋。実際、2500ccの新しいハイブリッド投入は2027年に入るようだ。ラージを中途半端な完成度で発売してしまった旧体制のTOPだった廣瀬さんは退任です。2500ccエンジンは既存のハードを使いながら熱効率を高めたもの。同じ技術をラージ商品群にも展開するという。

CX-30とCX-3の後継モデルも藤原体制では開発していなかった。これまた毛籠さんはニーズがあると判断。もはや日本での立ち上げが難しいということでタイ工場製としている。現在はタイバーツ高で競争力を失っているタイながら、小型SUVの生産立ち上がりの頃になれば落ち着いてくると思う。小型SUVの日本導入も2026年の夏以降になると考えていい。

電気自動車だけれど、専用プラットホームを開発中。毛籠体制になってからの開発立ち上げということから、2027年になると思う。興味深いのは、エンジン搭載車と生産ラインを共用すること。エンジン車とプラットホームまで違う電気自動車を同じラインで流すという技術、これはマツダならでは。地味かもしれないけれど、今回の発表で一番「凄いですね」と思った。

全体を見た印象は「応援するのみ!」。以下、マツダの資料をそのまんまAI君に「1000文字でまとめて」と頼んだもの。私の上の内容もマツダの発表を見て書いたもの。私とAIとドッチが興味深いか? 私の場合、具体的な数字は読んでいて飽きるため、あえて使わない。AI君は積極的に使ってくる。もしかしたら併記すると記事の奥行きが出来るかもしれません。

---------------------------

マツダ株式会社は電動化の多様なニーズに対応する「ライトアセット戦略」を発表しました。この戦略は2030年までを「電動化の黎明期」と捉え、柔軟なマルチソリューションを推進するものであり、既存資産の活用を最大化しながら企業価値を向上させることを目的としています。

この戦略によりインフレの影響で2兆円規模と見込まれていた電動化投資を、最適化により1.5兆円に抑制。電池投資も協業を活用することで、7,500億円から半減できます。また「マツダ ものづくり革新2.0」により開発の生産性を3倍向上し、2027年導入予定のバッテリーEVの開発投資を40%、開発工数を50%削減。さらに、既存設備を活用した混流生産により、専用工場の新設と比べ初期投資を85%、量産準備期間を80%削減します。

「マツダ ものづくり革新2.0」は「マツダ ものづくり革新1.0」を進化させたもので、電動化時代に向けた開発・生産の柔軟性と効率性を強化。AIを活用し、モデルベース開発を車両全体やサプライチェーンまで拡張し、効率的な開発を実現します。生産では無人搬送車(AGV)を活用した「根の生えない生産設備」を導入し、需要変動に対応する柔軟性を確保します。

SKYACTIV-Zは、電動化時代の基軸となるエンジンで、次期「MAZDA CX-5」に2027年から導入予定。燃焼技術の向上により、高燃費性能と走行性能を両立し、ハイブリッドシステムと組み合わせて展開。ラージ商品やロータリーエンジンにも応用予定です。

バッテリーEVについては、自社開発のEV専用プラットフォームを採用し、異なる電池技術や車型に対応可能な柔軟性を確保。マツダらしい「走る歓び」を重視した開発を進め、2027年には国内生産を開始し、グローバル展開を目指します。

マツダは100年に一度の変革期において、持続可能な技術開発と経営の柔軟性を両立しながら、「走る歓び」を次世代へと進化させ、移動体験の感動を提供し続けます。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ