救急車が次の搬送のため帰還時に緊急自動車走行したら読売新聞に噛み付かれた! 正気か?

先日、ドクターヘリのダウンウオッシュで洗濯物が汚れた、というクレーム多いと紹介した。救急車来ても平気で横断歩道を渡る歩行者だって普通。最近、クルマまでアカン。中央分離帯あるような道路状況だと目の前の信号が赤であっても、ジワジワ前に出ながら道を譲らないと救急車は通れない。じゃないと信号青になるまで待たなければならないです。

救急車、帰還時に緊急車走行はダメ!

するとこんなニュースを見た。救急車の数は限られている。出払っている時に次の出動要請来ても対応出来ない。そこで救急搬送した帰りに緊急自動車として走ったところ、読売新聞が「それは違法じゃ無いか?」と突っ込んだ。消防法によれば救急搬送の対象者を乗せていない限り緊急車としての要件を満たさない。原理主義からすれば違法行為なのだ。

この状況も酷いです

読売新聞の記者、調子に乗って総務省の消防庁救急企画室にまで「違反じゃないのか?」と問い合わせている。甲府地区消防本部にも問い合わせを行い、現場に事実関係の報告を求めている。前出消防本部は隊長らの処分を検討しているという。この記者から名指しで違法じゃないかと聞かれた山梨県の上野原市消防本部は「もうしない」と答えたそうな。

アホか! と思う。もちろん読売新聞に対して、です。現実と法律が合わない状況というのは数多い。そいつを臨機応変に行うことこそ現場力だ。制限速度40km/hの首都高で速度制限守れといってるようなもの(私は守る! 大笑)。上の記事を読むと「消防、ツマらんメディアに負けず頑張ってください!」と強く強く思う。皆さんいかが思いますか?

日本のメディアは健全だと思うけれど、最近30%くらいどうしようもなくレベルの低い杓子定規な輩が混ざる。今回の記事だって記者が安・pon・短だったとしても、編集デスクから「あほ!」と言われたら世の中に出ない。この記事を通す体制からしてダメです。ちなみにタイトルは「帰還時も救急車が緊急走行の理由、次々明るみに」ときた。週刊誌か!

高齢化が進む中、今後救急車の要請は増えていくことだろう。このあたりで党を超えた国会議員の有志連合でも作り、救急搬送に対する教育体制や法規整備などきっちり行うべきだと思う。ドクターヘリが夜間飛べないなら、その間、自衛隊を頼むという手もある。また、開かずの踏切は予算を付け都市部でも1kmに1カ所くらいの立体交差を義務づけたらいい。

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