新型リーフ、電池燃えてリコール!

いろんな意味で驚いた。今まで日産の電池は燃えないとされていた。実際、今まで燃えたケースは全て電池じゃ無いと思われる(消防が詳細を発表しないため何が原因か不明)。相当の確率で電池本体に問題あったとは考えにくく、日産も問題視していなかった。おそらく社内調査で問題なかったのだろうけれど、消防が公式見解を出していないため遠慮しているんだと思う。

2025年3月は灯油臭かった火災事故

今回は日産自ら製造工程のミスの可能性が大きいと判断し、リコールとなった。内容を見るとAESC製の電池セルに製造工程で入り込んだ破片あり、ショートし発火する可能性あるということ。実際、ディーラーに置いてあったB7(78kWh)が1台燃え、もう1台は電池警告灯を出したようだ。「燃えないんです!」と主張していた日本の三元系リチウム電池ながらついに、です。

2021年8月の火災も詳細不明のまんま

興味深いのは台数。令和7年12月1日~令和8年3月7日に作られた車両の171台だという。対象は車体番号100173ということなので、おそらく市販車両のごく初期からの5510台である。3月7日からリコールを発表した3月26日までの分は、怪しいと考えた時点で出荷していないためだろう。つまり販売した現行リーフの全台数に使われている可能性あると思って良い。

問題となった電池セルは1つずつ追いかけられる。どの個体に使われているか解るため171台という発表になった。現行リーフユーザーは、ディーラーに問い合わせれば自分の車両がリコール対象になっているかすぐ解ると言うこと。こういった点はしっかりしていると思う反面、AESCという中国80%資本の企業とは言え、日産とNECが立ち上げた電池だけに残念でならない。

ちなみにN-VAN e:のAESC製電池も火災は起きていないけれど、異物混入のためリコールになっている。日産もホンダもニッケル/コバルト/マンガンを正極材に使う3元系リチウムだ。すでに世界の流れは燃えなくて安くて長寿命のリン酸鉄リチウム(LFP)電池に移行しているのだけれど、なぜか3元系にこだわる技術者が存在する。リーフだって東風日産のようにLFPを使えば良かった。

<おすすめ記事>

4 Responses to “新型リーフ、電池燃えてリコール!”

  1. FXLRS 尾張 より:

    電池がLFPになるのを待ってます。
    ガソリン代に一喜一憂したくないので、そろそろ電気自動車を考えてますが、電池の劣化が心配で踏み切れません。

  2. nbkt より:

    日頃の行いです。罰が当たったんです。きっと。

    8年経過し手放した2代目LEAF(ZE1)について少し。
    3万km弱しか乗らなかったためか、
    急速充電をあまり必要としなかったためか、
    昨年末に手放した時の電池の劣化は、
    全くありませんでした。
    ほぼ毎日、V2Hで充放電を10kWh位はしていました。
    それでも劣化は見られなかったので、
    今の世代の電池は劣化の心配は不要かと思います。
    (初代LEAFは5年で2セグ位は目減りしてました)

    製造時のミスはある意味仕方ありませんが、
    とっととリン酸鉄にするべきと考えます。

  3. Carばる より:

    2007年のオートモーティブエナジーサプライ株式会社(AESC)設立前の2003-5年頃、NECの子会社に在籍していた際に、日産とNECが、リチウムイオン電池の会社をつくると知らされ、以下の意見を上申しましたが、「充分な調査・検証せず、思い込みで邁進する人たち」には、聞き入れられることはありませんでした。

    「数百回で容量が半減し数年で更新必要なLibは、PCや携帯用では良くとも、10~15年以上使われるクルマ・工業/家庭用充電池としては、普及期前の『アーリーアダプター』期にしか採算が合わないし、『今の規制案通りには実現不可能=追従できないインフラ・補助金不足=EV販売は、随時変化する規制に翻弄され、本格普及するまで20~30年以上も掛かる筈なので、EU案を鵜呑みにすると大失敗となることは確実。』

    = 売れず・採算が合わず、赤字になる時期が何度も訪れるが、耐える財力が両社には不足。

    = 今からクルマ向けにLibを後追い開発して研究所・工場建設しても、儲かる見込みは殆どなく、途中で中国に吸収される見込みが大きい。

    よって 今から会社を設立して開発するならば、将来の『普及期』向けに、欧米や中国で研究開発中の耐久性ある電池を研究開発し、見込みが立ってから、工場建設すべき。」

    上記を、日本のクルマ業界に伝えて、時流に合う商品企画・開発・販売を啓発するために、既にマツダ所有ではなくなっていた?M2ビルにおける三代目ロードスターの公開リサーチにて、各メーカ―へ以下の提言と、各社別のアイデア提供をしたのですが・・・

    「北米向けに、差別化・価値提案の弱い、安くて装備の付いたお得なクルマ」しか作れていない会社は、「時流に合わせて、自社の価値を見直し、新たな価値を提供する商品を造る」べき。

    実現できないと、韓国・中国にシェアを奪われて停滞・埋没が進み、提携してリストラしないと生き残れなくなる。

    ・・・残念ながら、特に危ない2社にも、「充分な調査・検証せず、思い込みで邁進する人たち」が存在し、それらを社員と株主が容認していたのでしょう。

    20年間かけてアイデア提案を実現しても、「時流に合わせて、自社の価値を見直し、新たな価値を提供する商品を造る」ことは不十分なままなので、停滞・埋没が進み、提携してリストラしないと生き残れなくなりつつありますが、何とか立ち直っていただきたい。

  4. 宇宙人 より:

    3元系リチウムでも、LFP系でも、製造工程で異物が入りショートすれば燃えます。
    開発初期は、それぞれ長持ちするしない・容量大きい・小さいといった特性はあったでしょうが、現状いま製品として私たちの手に渡ってくる段階では、製造品質とBMSの制御次第だと思います。
    アウトランダーのごく初期ロットでも製造中に落としたセルをそのまま工場で流してディーラーで出火騒ぎになりました。逆にLFPを積んでいると思しきBEVもyoutubeで出火している様子が検索すると出てきます。
    3元系を使っているbz4xに2.5万キロ走って3度目の冬を越え、寿命の1/4を使いましたが、満充電で走れる距離が減ってはいません。
    普及は緩やかとは言え、日本にもBEVが普及していたのだから、すでに走っているBEVやバッテリーの評判が知りたいです。買う側が判断材料にするのは、実績や評判でしょうから。

FXLRS 尾張 へ返信する

このページの先頭へ