国沢光宏のダイヤモンドプリンセス乗船レポート 旅行記(その3)

昨日クルーズ価格について紹介した際、書き忘れていたことがありました。基本的にクルーズは起きて朝ご飯を食べてから、一杯飲んで寝るまで基本的に部屋に戻る時間ほぼ無しに過ごせる。「寝るだけ」と言い換えてもよかろう。したがって割り切れば窓の無い部屋で何ら問題なし。

皆さん最初に乗るクルーズ船は、おそらく日本発着になると思う。我が国にも『飛鳥Ⅱ』と『日本丸』というクルーズ船があるけれど、いかんせん一世代前のコンセプトだけに世界の流れからすれば圧倒的に割高料金。B747が就航する前のヒコウキ業界のようなものだと考えていい。


セレブリティミレニアムは294m/9万1千トン

フネのサイズも小さい。今や300m/10万トン超えが普通になっているなか、飛鳥Ⅱで241m/5万トン。日本丸など145m/1万トンしかない。プレジャーボートに乗ったことのある人なら、30フィートのフネと19フィートのフネの波に対する強さを御存知のことと思う。揺れが全く違うのだった。


クアラルンプール近郊のイオン

今回乗っているフネは『ダイヤモンドプリンセス』でプリンセスクルーズ社が運行している。全長290m/11万5千トンという世界標準サイズ。三菱重工の長崎造船所製だ(建造中、何回か不審火があった。三菱造船、内紛状態らしい)。至る所に日本語の表示あってなんだか嬉しい。

日本にやってくるのはこのフネか『ボイジャー・オブ・ザ・シー』。そして『コスタ・ネオ・ロマンチカ』、『セレブリティミレニアム』。なかでもダイヤモンドプリンセスは春になると日本が準母港になる。ただ外国船籍のため、1クルーズ中、必ず1回は外国の港に寄らなければならない決まり。

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我らが大船は全く揺れることなく8時にクアラルンプール近郊の『ポートクラン』に到着。観光するのが目的では無いため、ノンビリ朝ご飯食べ10時くらいにシャトルバスで近所のショッピングモール(イオン)に行く。マレーシアのスイーツ、安くて美味しい。下の写真は食べきれないほどの量で130円。

カエルの卵は入ってません

フネに戻ると15時30分、アフヌーンティの時間なのでレストランへ紅茶飲みに行く。調子に乗って食べると晩ご飯が食べらなくなる。部屋に戻って原稿書きし、20時30分からレストランで着席ディナーを。最後はバーで飲んで今日もあっという間の1日でした~。明日の朝に下船です。<ダイヤモンドプリンセスの旅の最終回へ>

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