夜間電力料金、私の理解が足りませんでした

先日来、何度か夜間電力料金について書いた。こらもうお詫びするしかないのだけれど、私、電力会社の電力料金は、自由化後も全国ほぼ横並びだと理解してたら、驚くほど大きな差がでていたのでございます。また、今まで温水器など機器にしか適用されない深夜電力の料金体系を、使途自由の夜間電力料金にした地域まで出ているから驚く。

ということで電気自動車やPHVの充電にも使える全国の夜間電力料金プランを調べてみたら、以下の通り。いずれもガソリン1リッターをイメージしていただければOKな1kWhあたりの料金です。参考までに書いておくと、リーフやプリウスPHVだと1kWhで6,5kmくらい。アウトランダーPHEVは同5kmくらい走ると考えていい。ガソリン価格のバラ付きなど可愛いモンです。

北海道=14,22円
東北=11,71円
北陸=7,64円
東京=20,78円
中部=16円
関西=13,1円
中国=10,08円
四国=14,22円
九州=12,96円
沖縄=11,82円

もっ と言えば北陸電力の料金を全国に展開したら、電気自動車もPHVもテッパンの魅力を持つ。逆に東京電力の料金だとほとんど魅力無し。こういった状況になる なんて予想もしてませんでした。電力会社と国は無関係と言えない。どんなルートでもいいから、電気自動車とPHVが普及出来るような方策を考えて欲しい。でないと補助金出す意味が無いです。

また、北陸電力は稼働している原発無し。そればかりか廃炉の候補になっているし、夜間の発電量をコ ントロールしやすい水力発電が25%を締めている。また、沖縄電力なんか、そもそも原発無し。原発の有無と夜間電力料金とは全く関連ない。なんで東京電力はこんな激しい値上げをしたんだろうか? 今まで電気自動車の普及にお金使ってきたのに。

次期型プリウスPHVは公表値から逆算すると8kWhくらい走行に使えると思う。航続距離約50km。ガソリンなら2リッター分だから230円か。14,22円の北海道電力だと8kWhで114円。東京166円といった具合。北陸電力なら61円で超安いです! アウトランダーPHEVで50km走ったって76円ですから。電力の自由化で北陸電力と契約出来れば、即座に乗り換える。

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