ボートショー2009

フネ好きにとって春の訪れを告げるイベントと言えばボートショーであります。会期は3月12日(木)〜15日(日)まで。今年はボート・オブ・ザ・イヤーの発表もあるため、初日に行ってまいりました。さてさて。ボート・オブ・ザ・イヤーの行方やいかに? 加えてどんなニューモデルが出てるでしょうか?
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バウ(船首)の処理が上手じゃないんだと思う
日産サンキャット26 真っ先に見たかったのがカタマラン(双胴)構造を持つこのフネ。デザインはイマイチでした。日産のボート、基本的にカッコ良いのだけれど……。色も気持ち良くないワな。しかも船内に入ってみたら天井高低く、バウのカディ(部屋)も無し。居住性を重視しなかったらしい。
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船底はこんな形状をしている
ナニが売りか? どうやら性能らしい。225馬力エンジンで38ノットくらい出るそうな。加えてカタマランのため接水面積少なく、燃費もいいとのこと。20ノットだと時間35リッターくらいか? 3月末に夢洲マリーナで試乗会を行うということ。ぜひとも試乗してみたいです。
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室内はもう一工夫欲しい
ヤマハFR23 見た瞬間「こら私好みですね!」。いかにもフネというデザインがいい。驚いたのは室内。23フィート(約7m)と思えないくらい広いのだ。運転席を含め、4つの独立したシートを備え、バウに昼寝用の小さなカディ。そして写真のようなバース(寝床)まである。
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ハル(艇体)を含め全くの新設計とのこと
バースに潜り込んでみたら、183cmの私でも寝られる長さ。価格は150馬力エンジンの最上級グレードで727万円。ディーゼルのインアウト仕様(おそらく1時間15リッターくらいの素晴らしい燃費になると思う)など作って900万円を切る程度の価格なら、相当欲しくなってしまいそう。
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ウナギの寝床風。でも23フィートだということを考えると感心しきり
ヤンマーEX33 FR23のコンセプトのままデガくしたようなフネ。380馬力のディーゼルエンジンを搭載する本格的なシャフト船(エンジンはミドシップ)であります。このサイズがあれば、遠出だって余裕のよっちゃん。2〜3mの波だって帰ってこられるだろう。エアコンも付く。
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カッコはいい
写真の通り質実剛健をもって是とするヤンマーのフネと思えないくらいルーミー。ただこのサイズなのにバースが無く、同乗者用のシートは必要最小限。ヤマハFR32と比べられちゃうと厳しいか。振動大きいヤンマーのエンジンも6気筒になるとずいぶん滑らかになるそうな。これまた試乗したい。
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バウのカディもヤマハFR32の方が快適
ちなみにボート・オブ・ザ・イヤーは何とポーナム28Lとシーレイ38サンダンサーが同点! こんな接戦、カー・オブ・ザ・イヤーじゃ一度もありませんでした。選考委員が24名(2名欠席)居たため、決戦投票に。運動会の玉入れ方式で表を開いていくと、これまた実力伯仲。ついに11対11! 同数だったらどうする?
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初代のボート・オブ・ザ・イヤーは何か?
どちらも良いフネなのだ。私も大いに迷ったほど。幸い(?)ポーナムが13票を獲得。栄えある初代ボート・オブ・ザ・イヤーに輝きました。若干身近な価格だったことに加え、2軸艇としちゃ圧倒的に良い燃費を評価する選考委員も少なくなかった模様。ボートショーは15日までです。

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