リーフ、伸び悩む
日本に於ける電気自動車のポジションが微妙になってきた。そもそも日産で一番電気自動車を支持していたのは志賀さんである。なのに人事異動でリーフの担当から外れてしまったのでございます。事実上の後任となる片桐副社長は、コミットメント(ゴーンさんとかわす販売約束)からリーフを除いている。
リーフは難しいと考えているのだろう。確かに国内販売を見ていると難しい。久しぶりに沖縄で電気自動車の状況を取材してみたが、少なくとも増えておらず。レンタカーは前期型リーフばかりで、現行モデル皆無に近い状況。しかもリーフのレンタカー、人気イマイチらしい。
当然の如く稼働率も伸び悩んでます。
日額料金こそ免責保証料込みで6300円と安いが、急速充電しようとしたら2千円の充電会員にならな
くちゃダメ。つまり実質的に8300円と、魅力度薄い。その上で、急速充電1回あたり500円を払わなくちゃならぬ。だったら4千円以下で借りられる
1,3リッターカー級でいいよ、になる。
沖縄でリーフのレンタカーに乗り、魅力を感じたから購入した、というケースも限りなくゼ
ロに近いのだとか。むしろ充電の面倒くささなどでイヤになったという人の方が多い。そして2014年度の補助金は、まだ決定しておらず。個人的には何とか
継続になると考えていますが‥‥。減額になったら辛いワな。
一方、アメリカではリーフが順調に売れている。12月など2500台を販売。
現在リーフのアメリカの工場はフル稼働中。アメリカ人はリーフのメリットを認識し始めているのだろう。こうなるとクチコミ(フェスブックやツイッ
ター)でイキオイが付く。アメリカ市場ではリーフの好調な売れ行きが持続すると思う。
日本はどうか? 結論から書くと「低空飛行
か?」。日産にとってよいPR素材になるだろう(丹後半島ラリーの時はぜひともディーラーに展示させて欲しいと頼まれたほど)私のリーフのラリーカー、
シーズンオフは無料で貸しますと伝えているにも関わらず反応無し。残念なことだと思います。
伝統的に日産は「早出し」をしてしまい、断念。その間に技術を磨いたライバルメーカーに出し抜かれてきている。今回も同じことになるのか? 良いクルマだけにもったいないと思う。もう少し頑張ればアメリカのように売れ出すことだろう。
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