リン酸鉄リチウム電池の次は、さらに安くて豊富な原料を使うナトリウムイオン電池か?

いやいや中国、どんどん新しい技術にチャレンジしていく。ホントかどうか不明だったナトリウム電池(正確にはナトリウムイオン)が間もなく普及段階を迎えるという。ナトリウム電池、エネルギー密度が160Wh/kgと低いため電池自動車に向かないと言われてきた。しかしBYDのシーガルに搭載されるナトリウム電池は200Wh/kgに限り無く近いという。

考えてみたら2008年に発売されたi-MiEVに使われていた三元系リチウム電池で100Wh/kg。初代リーフで160Wh/kg。最新の三元系リチウムだと250Wh/kg程度と言われている。エネルギー密度の低いリン酸鉄も、BYDのブレード電池は200Wh/kgを超えており、トヨタが開発中のバイポーラだと250Wh/kgを目指す? いずれにしろ電池の進化は驚くほど速い!

もしナトリウム電池で200Wh/kgを達成出来たら最強だ。なんたってコバルトに代表される稀少金属は全く使わない。そればかりかリチウムすら使わず。安価でいくらでも存在するナトリウム(イオン)なら調達に困らず安価。さらに充放電回数2000回とリン酸鉄の3500回にこそ届かないが、三元系リチウムの750回を大きく凌ぐ。航続距離250kmであれば、50万km!

シーガルに搭載されるナトリウム電池、30kWhだという。急速充電性能高く、冷間時の性能だって高い。ナトリウム電池が普及したら、軽自動車に代表される廉価な電気自動車は全てナトリウム電池になってもおかしくない。日本の自動車メーカーが今から頑張るならナトリウム電池しかないと思う。されどどこのメーカーもやっていない。日本、感性が鈍すぎないか?

考えてみたらリン酸鉄電池だって日本勢はずっとバカにしてきた。日産にもホンダにも可能性を訴えてきたものの、相手にせず。アタマ硬いです。現時点でも開発に着手してるのはトヨタだけ。他のメーカーも押っ取り刀でリン酸鉄の搭載を始めるようだけれど、全量をBYDやCATLなどから買うのみ。自社で生産したり開発しようとしている動き無し。

 

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2 Responses to “リン酸鉄リチウム電池の次は、さらに安くて豊富な原料を使うナトリウムイオン電池か?”

  1. ナンケイ より:

    大手の企業の研究部門でも、いつ”目先の”お金になるのか名言できないと研究に着手できないという話を聞きます。開発と研究の違いを経営層が理解できない会社では新しい感性も絵に描いた餅です。なんなら自社で研究しなくても他社から買えばいいと思っているところもあるかもしれませんね。

  2. 企業だけじゃない より:

    国立大学でさえも、基礎研究は厳しいと言われている。
    産学共同で援助を受けないとないと無理では、いつ形になるか、何の役に立つか分かるない基礎研究など、誰もできない。
    国を挙げて短期の株価とか四半期ごとの配当とか言い出した小泉・竹中改革以来の負の部分だ。

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