eビターラのトヨタ版『アーバンクルーザー』カッコ良い! eビターラの日本価格は395万円と予想!

スズキブランドのeビターラはいろんな意味で推奨しにくい。何かあった時の情報公開という点で不安だし、加えてスズキのディーラーだと400万円の買い物をした時の満足度が得られるかどうか未知数だからだ。もちろん後者についちゃ購入した人の評価で「問題無し!」となる可能性大--といったことを総合して考えると、まずはeビターラよりトヨタ向けOEMの『アーバンクルーザー』を考えたらいかがだろう。

とはいえ情報が少ない、と思っていたら、フィンランドのラリー会場に展示してありました。デザインは写真の通り。フロントもリアクォーターもスズキのイメージ皆無。完全なトヨタ車である。なかなかカッコ良いです。スペックも写真の通り。全長4285mm×全幅1800mm。ヤリスクロスより少し幅広。WR-Vに近い。欧州だとBセグメントということになる。生産工場はeビターラと同じインド。BYD製のLFP電池を使う。

電池容量61.1kWhのタイプだと航続距離395km。航続距離300kmの49kWhもチョイス可能。LFP電池なので、49kWhタイプの実用航続距離を220km程度とした場合、60万km以上の寿命を持つ。コンパクトカーの使い方なら49kWhで必要にして十分かと。このクラスの電気自動車は航続距離より価格。Bセグで450万円だと厳しい。400万円を切ってくれば東京都だと実質200万円台。面白い存在になると思う。

インテリアは新世代の電気自動車らしく大型の液晶を2枚使っている。物理スイッチを減らすのが流行の中国車と違う方向。空調などは全て物理スイッチです。ステアリングもスイッチ類が並ぶ。やはり走行中の揺れる車内で操作しようとすれば一発で目的を果たせる物理スイッチでしょう。インテリアもスズキ車というよりトヨタ車。日本市場だとアーバンクルーザーばかり売れると予想しておく。ただ日本導入は発表されておらず。

bZ4Xの57.7kWh版を日本で売るかも不明

ちなみに欧州での価格から推測してみた。電池容量を57.7kWhに減らしたbZ4XのMCモデルと、現行bZ4Xの64kWhモデルとの価格差を基準にしたら65万円ほど安い。現行モデルは550万円なので485万円程度か? 補助金が90万円出るため実質的に400万円を下回る。アーバンクルーザーの欧州価格は割合だと実質的に80万円くらい安い。となれば400万円です。eビターラだとさらに10万円安。ということでeビターラの日本価格は395万円と予想しておく。

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3 Responses to “eビターラのトヨタ版『アーバンクルーザー』カッコ良い! eビターラの日本価格は395万円と予想!”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    トヨタは、リン酸鉄仕様のEVをスズキと共同開発していたのですね。商品戦略というか、バッテリー戦略が、切れに切れていると思います。

    デザインも、顔立ちからしてスズキとは別のクルマに仕上がっていて、OEMに見えませんゾ。

    スズキは、今回の共同開発でトヨタから様々なギフトを得ることができたと妄想しております。かつてスバルが、トヨタの直噴技術で次世代水平対向エンジンを開発できたように。。。

  2. よしこ より:

    内外装共になかなか格好いいと思います。
    想定の金額で、しかもトヨタ版となれば、国内でもそれなりに売れるのではないでしょうか。
    個人的には、都内在住ながらあいにくマンション住まいのため、現状は手が出せそうにありません。
    少し遅れてハイブリッドを投入してくれれば有力な購入候補になるのになあ、と考えています。

  3. アミーゴ5号リリボーン より:

    思い起こせばマツダも、トヨタと深く関わる機会がありました。

    マツダがスカイアクティブ戦略を始めた頃、当時のモリゾウ社長が、スカイアクティブ戦略のコンセプトや群開発手法、更にはロードスターの出来栄えに対して、まるで教えを請うように賞賛していましたネ。後にも先にも、モリゾウさんが手放しで他社を絶賛したのは、あの時くらいじゃないかしら?

    マツダは、トヨタからハイブリッドユニットの供与を受けましたが、ブラックサタンがトヨタ嫌いのせいか、それ以上個別の関係は発展しなかったと記憶しています。

    最近、マツダがトヨタと共同開発を行うというようなネット記事をみました。何でも、次期86は次期ロードスターをベースにするとか、マツダの直6エンジンで新コンセプト車を開発するとか。。。

    何しろこれまでのマツダは、自分で自分を締め付けているようで、経営が窮屈過ぎました! ネット記事の真偽はわかりませんが、もしマツダがトヨタと共同開発していたら、モリゾウ会長が唸るような企画力と技術力、商品力を発揮して、大いに飛躍して欲しいと切に妄想しております!

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