もったいなかった‥‥

圧倒的に世界ナンバー1の実力を持つ日産のバッテリー、本来ならトヨタも使えるハズだった。元々日産で開発していたのだけ
れど、ゴーンさんは「こんなモンいらん!」と放りだし、そいつをスバルが買ったのである。スバルの技術陣は将来性をキチンと評価し「EVで勝負に出よ
う!」と社運を掛けようとしたほど。

しかし紆余曲折あって勝負に出られず。考えてみれば日産だって相当な覚悟をしたと思う。なんせ未だに
「日産はホントにEVを売るのか?」という声さえ少なくない。そこうしているウチ、スバルはトヨタと資本提携を結ぶ。当然のことながら「開発中のバッテ
リーをどうする?」ということになったハズ。

当時のトヨタは自信満々。パナソニックと開発していたニッケル正極のリチウムイオンバッテリーでイケると判断していたようだ。御存知の通りニッケル正極のバッテリーはモノにならず(プラグインプリウスに搭載されている戦車のような重くてデガいバッテリー)、お手上げ。カンペキに断念した模様。

焦ったパナソニックエナジーはサンヨーの技術を導入することにした。量販型のプラグイ
ンプリウスに搭載されるバッテリー、サンヨーと同じタイプになることだろう。現実社会に「れば/たら」など無いが、スバルが持っていたラミネート型のバッ
テリーを陣営に引き込んでいたら、今頃凄いことになっていたと思う。

このあたりの経緯についちゃ皆さん口を閉ざすけれど、10年くらいし
て関係者が勇退されたらいろんな話を聞けようになるだろう。日産は大もうけすることになるかもしれません。

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1 Responses to “もったいなかった‥‥”

  1. tm256 より:

    今日、鳥取で発表があったナノオプト社、件のSIM-Driveの技術に基づくEVを作るわけですが、SIM-Drive技術を採用したEVにAESCのバッテリーという組み合わせがもし出てくれば面白いと思っています。
    (ナノオプト社は三洋製?)
    それはそうと、明日の発表はLEAFの価格などもついにわかるようなので楽しみですね。

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