新型N-WGN、韓国製部品は使っていないとのこと。

今まで日本の企業は韓国に対し最大限のバックアップをしてきた。「やさしかった」と言い換えても良い。韓国の自動車メーカーから技術援助して欲しいと頼まれたら部品産業も加わって協力。はたまた韓国から「部品を買って欲しい」と頼まれたら可能な限り対応してきたのであります。今回の日韓問題で、もし韓国からの部品供給が滞るようなら日本の工場が困る。

2013年のレポートに状況が紹介されてます

ということでN-WGNは大丈夫なのか聞いてみた次第。生産コストを抑えるべく、軽自動車は輸入パーツが少なからず使われているからだ。すると意外なことに「最近は韓国の部品を使わなくなりました。N-WGNに付いて言えば主要部品に韓国製はありません」。なぜ韓国製部品を使わなくなったのか? 最大の理由はコスト高だと思われる。韓国ウォン、少し前まで高かった。

さらに2~3年前から労働争議など多くなっており、ホンダに取引相手に限らずジワジワとコストが上がっていた。ウォン高とコスト高により調達コスト上がってくると厳しい。そもそも韓国製部品のクオリティは高くなかったそうな。例えば外板に使う鋼板。韓国には『ポスコ』という日本の製鉄会社が技術援助して操業した大きな企業がある。技術レベルも高いと言われてきた。

されど日本の自動車メーカーに聞くと「プレスで深絞りしようすると割れてしまったりして使いモノになりません。やはり鋼板は日本製が一番です」。N-WGNのエンジニアも「ポスコ材で使えるのはブラケットやステーくらいだと思います」。はたまたホンダが積極的に使ってきたダンパーも調達コスト高になってしまい、今や新規採用無し。他のメーカーについちゃ調査中です。

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