タイ製の250ccバイクが82万5千円。バイク業界は安いと大絶賛! もうアカンな!

日本車では絶滅種と思われていた4気筒250ccバイクをカワサキが発表した。最高出力45馬力。1990年に発売された4気筒のCBR250も45馬力。車重はカワサキZR-25Rの方が20kgくらい重い。車体やタイヤの技術で大幅に向上したため、同等以上の走りにはなっていると思うけれど、ベースモデルの82万5千円はいかにも高い! なんたってフルカウルのCBR250RRですら59万9千円でしたから。

この仕様は91万3千円!

なのにバイクメディアを見ると安い安いと絶賛の嵐! 「10万円高くたって安いと思う」みたいな記述すら見かけた。価格も不思議なことに税抜き価格表示(75万円)としている。4輪メディアで税抜き価格を紹介しているケースなど皆無です。まともに考えれば、250ccバイクが80万円を軽く超えるなんて普通じゃない。作る側の理論としちゃあるんだと思いますけどね。

大好きなバイクながら、こんなビジネスをしていたら買う人がいなくなる。今は当時お金無かったオジサン達によって買い支えられているけれど、新しいユーザー層なんか入ってこない。新型コロナで購買力大きく落ちて行くことを考えれば自滅への道ですね。2輪メディアはそいつに乗っかって行ってる。誰も「こんなことじゃ未来は無いぞ!」と警鐘を鳴らさないのだろうか?

そもそも250ccに拘る必要なんか無い! 251cc以上になると車検は必要ながら、今や安いです。先日もハーレーの車検を取ったけれど、1万5180円。ウチ、9860円は2年分の自賠責保険なので(250ccは1万160円と高い)、80万円のバイク買えるなら無視してもいいだろう。絶対的な速さを考えたら250ccより400ccの方が上に決まってます。私なら瞬時も迷わず400ccだ。

以前、40馬力のホーネット250(4気筒)を持っていたが、常時1万回転以上をキープしてないと気持ち良く走れなかった。6速50km/hくらいからアクセル開けても「とほほ」の加速です。バイクメディアの「凄いぞ凄いぞ!」に踊らされず、冷静になった方がいい。BMWのG310Rで62万3千円。KTM390ディーク(64万1千円)など速くて楽しいです。国産250ccなら50万円でしょう。

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