ネットメディア中心の時代になり輸入車は一段と売れなくなっていく。グランドチェロキーって知ってる?

ここにきて輸入車の話題が急減した。なぜか? ネットの時代になったからだと思う。雑誌は購入する。全てのページを読まないと損なので読む。知らなかったクルマの試乗&紹介記事などもあり、読む。必然的にクルマを買うときは幅広いチョイスとなるワケ。しかし無料のネットだと関心あるクルマしか読まない。実際、輸入車の試乗&紹介記事のページビューなんて酷いモンです。 

大きい

私のWebはいわゆる「SEO対策」を全く行っていないため検索で入ってくる人が”ほぼ”居ない。結果的に記事によるアクセス数の差はあまりないのだけれど、やはり輸入車の試乗レポートは10~30%少ない傾向。当方の場合、輸入車の試乗レポートが少ないのは広報車を借りる手続きの煩雑さにありますけど。ということでグランドチェロキーってクルマ、一度も乗ったことなし!

カッコ良い

カナダのレンタカーがちゃで出てきたのだけれど、日本で売っているかどうかも知らなんだ(調べてみたら売ってました)。最初の印象は「大きいね!」。これまた後で知ったところ、3列シート仕様の『L』ということもあり全長5200mm×全幅1980mmとな! 知らないクルマなのでエンジンがナニか解らず。走り出すと滑らかだしパワーも必要なだけある。

物理スイッチ多数ながら使い勝手よし

ミッションのセレクターは右下にある「円柱」。右に回すとDレンジです。ドライバビリティは「厳しい」。そもそもスタート時の挙動がイマイチ。アメ車のATといえば「ゆるゆる繋がり滑らか」こそ魅力。なのに過敏なのだった。アイドルストップからの走り出し感も小排気量車のようでイマイチ。3.6リッター286馬力のV6で2170kgというスペックからすれば低速トルクが足りない?

ドライバビリティは△評価

乗り心地はなかなか。265/60R18という空気量の多いタイヤということもあり、上手にハーシュネスを押さえ込んでいる。ハンドリングはアメ車の文法通り「可も無し不可も無し」。意識の外になります。アメ車の七不思議なのだけれど、デザイン以外、これといった特徴を持っていないのだった。当地だとクルマは必需品。いわゆる「ブレッド&バター」なんだろう。

ADASはアダプティブクルコンと最低限の自動ブレーキ

インテリアは日本だと855万円のクルマというクオリティに届かないものの、アメリカ人やカナダ人の貨幣感覚は日本の半分~3分の1。400万円前後のクルマのイメージです。といったことを考えれば十分納得出来る。そして広く見えないけれど広い。積んであるトランク、20日間分の衣類など詰め込んだ一番デカいサイズ。リアシートも小柄な日本人なら3人座ってオツリが来る。

こんな辛口評価じゃ広報車借りても意味なし!

さて。日本で魅力あるかと言えば「まぁ買わないでしょうね」と思う。ボディサイズ分の魅力(エスカレードのような威圧感)はなく、走りも特徴無し。前述の通り855万円という価格を見ると日本人なら0.5秒も迷うことなくランクル250とか300とかレクサスLXなんだと思う。でも海外旅行した時に借りるレンタカーとして考えたら日本車に全く無い乗り味なので楽しいですよ。

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6 Responses to “ネットメディア中心の時代になり輸入車は一段と売れなくなっていく。グランドチェロキーって知ってる?”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    ネットの魅力は、どんな情報でも瞬時に見れるコト。人は、様々な情報から多くを学び、さぞかし賢くなるかと思いきや。。。

    人は必要かつ好きな情報しか取らないし、ネットの方は勝手にお好み情報を集める。その結果、人は、加速度的に偏ります。

    さらに、SNSの匿名投稿やら本人暴露やらで、人はさらに裏表が激しくなっていく。

    皮肉なもので、ネットのおかげで、人はどんどん愚かになっております。

    ということで、先日久しぶりにクルマ雑誌を買って読みました。えらく値上がりしていてビックリ。でもですよ、クルマ好きのはずなのに、なんだか知らないことばかりで、とても新鮮でした。

    この投稿も匿名なので、どの口が言うかという話ではありますが、これは少しスマホから離れたほうが良いと思った次第です。

  2. なっちゃん より:

    逆説的にインターネットの普及により、国産車の評価、信頼度が相対的に上がったから、輸入車が売れなくなっているんだと思います。

  3. GOEMON より:

    自動車雑誌は、全く買わなくなりましたね。立ち読み程度で良い情報しかない。スピード感無いし特にベストカーとか、くだらない記事が多すぎて、読む気がおきない。

  4. ぱんだこぱんだ より:

    ネットの普及で皆がリセールを気にしだしたから、というのもあると思います。一部の限定車除けば輸入車はリセール壊滅的ですし。好きな人がお金を気にせず乗る車なんですよね、輸入車って。
    国産でもリセール悪いマツダ車は新車で売れてない。
    好きな車に乗るよりも、いかにリセール良い車を買ってうまく転がせるかって感じになっているんだと思います。

  5. アナハイム より:

    カネがないから輸入車買えない。

    カネがある人は輸入車買ってる。

    日本は貧乏人がふえただけ。

    そして軽自動車が売れてしまう(笑)

  6. はらだ より:

    紙媒体好きだしネットに出て無い内容だと思うから、1700+消費税のクルマ雑誌毎月買ってますが、数は出てないでしょうね、だから高い。
    個人的には、紙媒体会社が無くなってしまわない様に頑張ってもらいたいと思ってます。

    グランドチェロキーは、2011年頃398万円でした、少し値引きもあった様な気もしますが、どんどん上がって830万円、ハンドルや装備の違いもあると思いますが、輸入元の施策と大きいのは為替なんでしょうね、ジープに限らず輸入車全体的にとても上がったし、値引き含めた実売価はとても上がりました。
    2011年頃って80円がらみだったと思いますが、もし今80円位ならグランドチェロキー含め輸入車っていくら位の値付けなのかな?って思います。
    輸入車が高くなると購入の選択肢に入りずらくなるから取り上げた自動車雑誌も売れないし、日本車ばかりになると面白く無いから売れない、ってスパイラルなんじゃないでしょうか?
    短い時間だと思うんですが、日本弱くなりましたね。

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