ホンダは何にビビッてF1を止めるのか? 2035年の加州エンジン販売禁止です

週末なのでマジメな話です。このエンジン、フォードが昨年発表した現在アメリカで最大排気量となる7,3リッターV8で「ゴジラ」と呼ばれます。標準スペックだと430馬力/644Nm。スーパーチャージャー付けたら700馬力/949Nmになるという。精神的な柱になっているF1まで止めてカーボンニュートラルを目指すというホンダが主力にしようとしている市場はこんな状況だ。

はたまた先日試乗したBMW M8クーペは625馬力/750Nm。厳しい厳しい燃費規制が始まる欧州車も決してECO一辺倒じゃありません。もちろん道具としてのクルマって安くないとダメ。実用車は燃費競争と価格競争に巻き込まれる。されどBMWやベンツといった「ブランド」であれば罰則金を上乗せしても買いたいという人が残ります。趣味はプライスレスですから。

興味深いことに電気自動車の世界でも同じことが起きている。テスラが高くても売れるのは、徹底的に性能を追求しているからでしょう。私は信頼性の低さにより(加害性の高さを含む)テスラを支持しないけれど、気持ち的に理解出来ます。テスラ以外の電気自動車がクルマ通から支持されないのはホンキでガソリン車を仕留めに行く気を感じないからだ。タイカンどうなる?

けれどガソリンという液体は無くならないと思う。というか原油を掘れば一定量ガソリンが出来てしまう。ガソリンを効率的に使うなら内燃機関こそ一番熱効率良い。今や50%も視野に入ってきた。そんなガソリンエンジンを売るには、高度な技術を使って燃費を追求するか、徹底的に安さを追求するしかありません。前者は安くならないため、ブランドイメージが必要になってくる。

つまりガソリンエンジン搭載車は残るが、遠からず1)すんごく楽しいクルマ。2)メチャクチャ燃費の良いクルマ。3)安価な移動手段。の3つになると思う。しかし! そんなことと関係無く加州は2035年からエンジンで走るクルマの販売禁止を打ち出した。おそらく加州以外も海沿いの州は似たようなことを言い出すに違い無い。ホンダは延髄反射的に危機感を覚えたのだろう。

以下個人的な意見です。10年後は読みにくい。20年後になったらもっと読みにくい。状況が変わった時に最も強いのは「ノウハウを持っていること」だと思う。人間で言えば「人脈を持つことや自分を磨くこと」でしょう。自動車メーカーで言えば、幅広い視野やブランドイメージの確立だ。ただブランドイメージの維持は難しい。少し手抜きすると便所のスリッパにまで使われちゃう。

 

 

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