新天皇の祝賀パレード用車両は、センチュリーじゃなく御料車ベースかと

新天皇が祝賀パレードで使用する車両はセンチュリーになる、と報じられている。驚いたことにクルマについて考察出来ない一般メディアだけでなく自動車メディアまで、この報道にセンチュリーの写真を使ってます。考えて頂きたい。祝賀パレードに使われる屋根開く車両の予算は8000万円と決められた。仮に1960万円のセンチュリーをベースにするなら、トヨタ儲けすぎ!

こう書くと「防弾車なのでは?」と思うだろうけれど、屋根開く車両なので防弾の意味なし。そもそも直るのに修理しないで放置してるコーニッシュだって防弾車じゃありません。もっといえば、宮内庁の車馬課で管理してる馬車なんか防弾の”ぼ”の字も無し。ということで参考になるのが英国王室のパレードで使われている車両である。エリザベス女王の御用達はレンジローバー改です。

写真/英国ロイヤルフォーラム

英国王室の礼式を持って正統とするのがこの業界の常識。おそらく4ドア車をベースにルーフをカットするんだと思う。センチュリーをベースにしたら、8000万円など掛からない。というか、そもそもセンチュリーは天皇陛下が儀式で使うようなことを想定していない。ここまで読んでクルマ好きなら「そうか!」と思うことだろう。センチュリーじゃなくセンチュリーロイヤルです。

ややこしいけれど、御料車の車名は『センチュリーロイヤル』と言う。価格は当時のロールスロイス・ファントムと同じ5000万円。開発費まで含めたらとうてい5000万円で済むクルマじゃないけれど、トヨタは5000万円で引き受けた。このクルマをベースにするなら8000万円が価格的に妥当だと思う。もちろん8000万円だって2桁億単位の赤字でしょう。

繰り返す。そんなトヨタが1960万円のセンチュリーのルーフを加工して8000万円なんて請求書を出すワケない。

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