私をスキーに連れてってとスタッドレスタイヤ黎明期からの勝田スウェデッシュでアレの可能性

16日は苗場スキー上の近所で雪の路面を自分の限界にて走る(公道じゃ無いということです)修行をしたのだけれど、こんな展示車ありました。ジジイ世代からすれば「懐かしい~っ!」。当時、粉塵公害でスパイクタイヤが禁止になる。黎明期のスタッドレスタイヤ『ホロニック』は今のオールシーズンにも届かない性能だったため、折しものスキーブームで大問題に。

そんな中、注目を浴び始めたのがフルタイム4WDだった。『私をスキーに連れてって』(1987年)はリフトに乗るのまで2時間掛かるような時代の名作。劇車として出てくるのがST165である。ホロニック履き、なぜかドライバーがドア開けて雪の状態をチェックして走るというシーンは今見ると面白い。結局セリカはボコボコになった挙げ句、転倒してオシャカになる。

劇車、広報車。ナニも知らずに貸してオシャカにされたこともあり、当時広報は激怒した。それが37年経つとトヨタがイベントで展示するようになるというのだから笑える。ちなみにスキーヤーの間で人気だったの、荷物をたくさん積めて雪道をガンガン走れたレオーネ・ツーリングワゴンの4WDターボです。レオーネだけフルタイム4WDのATをラインアップしたのだった。

さて! 雪のスウェーデンで勝田選手がスゴイことになっている。金曜日終わって2位! いやSS6まではTOPを走っていた。選手権が掛かっているWRCで日本人がこれだけ長い間TOPを走っていたことなんか無い! というかスウェデッシュは少し前までソン・ネン人(グロンホルムみたいなム人もいます)しか勝てないと言われていたほど。私、昨日はハラハラしっぱなし。

午後のセクションからさらに降雪量増え、出走順が早い勝田不利。しかもコンディションよくなる2つ後ろから走るのはソン・ネン人のラッピだ(たまにピやグもいますね。笑)。抜かれるのは当然で、おそらくラトバラ監督もプッシュしなくていいというアドバイスをしていると思う。金曜日終わってみたらラッピに3.2秒しか離されなかった! 余力あってのペースなら素晴らしい!

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土曜日の出走順は路面コンディション良い番手。そして3位に大きなリードを築いており、もはや抜かれる心配なし! このままステディに走れば2位は間違いない。いや、土曜日抑えて走ってタイムが出れば、ラッピにプレッシャー掛けたっていいと思う。日本人初の「アレ」も十分ありうる! ビッグディになる土曜日は日本時間の夕方から始まる。ぜひリアルタイムで。

日本社会は至る所でゆでガエル続出ながら、スポーツのジャンルだけは頑張っている! WRCやF1のリザルトなんか信じられない。サッカーや野球、バスケット、卓球、テニス、スケートボードに至るまで世界TOPレベルとガチで戦えるレベルになってきた。皆さんの努力、ハンパじゃないと思う。先達が道を作ってくれた。ラリーでも篠塚選手や藤本選手の功績は大きい。

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5 Responses to “私をスキーに連れてってとスタッドレスタイヤ黎明期からの勝田スウェデッシュでアレの可能性”

  1. Ken より:

    先日、富山への夜明け前の出発で、「スキー天国サーフ天国」をかけてしまいました。懐かしいですね。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    勝田選手の活躍はスゴイ。
    この映画のシーンより迫力のある走りをするのでしょう。
    映画の中の車がカッコイイ時代でした。
    ミニバンでゆらゆらスキー場にいく世代の人が世の中の中心になると、こんな映画のシーンもカッコいい車も見られなくなるんでしょう。

  3. PAL より:

    「私をスキーに連れてって」観るとスキーに行きたくなりますね。
    オープニングで三上博史さんが愛車のコルサのタイヤ交換をして車庫から出発するシーンでワクワクします。
    夜中にスキーに出発するのってなんか楽しかった記憶があります。
    当時、プレリュードに乗っていましたが、セリカに買い換えようかと一時思いました(笑)

    勝田選手、1位だったら凄いな。
    せっかくワークスドライバーになったからには今シーズン、どこかでポディウムの頂点に乗ってほしい。

  4. ゴッチ より:

    ワンダーシビックSIに「ホロニック」履いてました。粉塵規制でラリースパイクからホロニックに履き替えて、あまりにも効かない事にショックを受けました。
    それとタイヤの音が消えたのが不思議な感覚でした。

  5. yah より:

    僕が免許を取った時、家にあったクルマはホロニックを履いてました。
    初心者の僕は1年目の冬をホロニックで練習しましたよ。
    ちなみにクルマはFRのルーチェレガートでした。
    北海道です。

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