自転車の事故、厳罰化の方向。自転車乗りの家族に保険入ってますか?

神奈川県で発生した「自転車に乗りながらスマホをいじっていて歩行者と接触。死亡させた事故」の加害者が重過失致死の疑いで書類送検された。内容は以下読んで頂ければ解る通り、左手にスマホ、右手に飲み物を持ちながら運転して歩行者に衝突したという。ここから考えなければならないことは3つ。全て皆さんに関係してくることなので教訓にして頂きたく思います。

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まず今回証拠になったのは防犯カメラの映像。映像が無ければ、おそらく加害者に実刑もありうる重過失致死傷罪(最大で懲役5年。罰金100万円)を適用することなかったと思う。つまり警察もカメラの証拠を素直に取り入れるようになったということ。高く評価したい。ということで、皆さん未だドライブレコーダーが付いていないなら、すぐにポチることをすすめる。

2つ目は自転車に乗る家族や身内に対する啓発。今回の事案、おそらく執行猶予付きの懲役刑になると思う。加害者側の責任をハッキリ認める、ということ。となれば民事訴訟になる。賠償です。どのくらいの金額になるか不明ながら、自動車事故と同等をイメージしてもらえばよかろう。数千万円単位の賠償を請求されることだってある。お金あれば払わなければならない。

ということで家族が自転車に乗っているなら、事故を起こした時に支払われる保険に入っておくべきだ。事故などいつでも起きうる。もし自動車の任意保険に入っているなら担保されるケースもあるし、有償の特約でカバー出来るかもしれない。カバー出来なければ単独の自転車保険に入る。個人単位だと年間5千円前後。家族加入なら年間1万円程度だ。

3つ目は警察のヤル気の無さ。スマホを持ちながら運転していたり、信号無視して歩道に入り込んでくる自転車などいくらでも見かける。全てが重過失致死傷罪を犯す可能性大。自動車であれば積極的に検挙し、切符を切るだろう。なのに自転車だと放置に近い。自動車に乗っている青年達からすれば「警察に怒られないからタイして悪いことしてるワケじゃない」という認識。

なのに事故を起こしたら最悪牢屋に行き、何千万円も取られるという罪になる。この乖離は大きい。ちなみに懲役5年と言えば大麻の譲渡や所持と同じほど厳しい。自転車の脱法運転行為をもう少しきっちり取り締まって欲しいと思う。

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