電気自動車とPHVの世界販売状況、世界TOP20に日本車は2車種のみ。しかも売れ行き低下中

多くの日本人は、日本が電気自動車やPHVの先進国だと思っているんじゃなかろうか。ということで2020年に於ける世界の電気自動車/PHVの販売状況を紹介してみたい。市場全体では2019年より41,4%販売台数が増えてます。これだけ増えれば誰でも「増えましたね」と実感出来ることだろう。ということで売れ行きNo1は前年比+21,7%のテスラ・モデル3で36万5千台!

電気自動車とPHVの世界ランキング

となると気になるのが我らのリーフだけれど、前年比-20,2%となり5万6千台に留まってしまった。総合順位7位。ベスト20に入っている日本車といえば、リーフの他、3万6千台売って19位に入ったアウトランダーPHEVしかない。RAV4 PHVもプリウスPHVもランク外。2020年の世界販売台数はおおよそ7700万台。うち、312万台が電気自動車とPHVというから4%です。

2020年販売台数3位はルノー・ゾエ

2021年に2020年と同じ40%増になると(実際は2017年あたりから増加率が大きくなってます)437台。4年後の2025年に1680万台となり、世界販売台数の21%です。460万台規模の日本市場で考えると100万台くらいが電気自動車とPHVになるということ。そういった流れに日本はキャッチアップ出来ているかと言えば、メディアからして「燃費良いハイブリッドでいいしょ!」。

同5位のヒュンダイ・コナ

100歩譲って日本国内市場はハイブリッドでもいい。ただ自動車産業は世界で競争している。つまり世界販売台数という観点からすれば、TOP20に日本車が2車種しか入っていない現状を見ると、白物家電、半導体、液晶TVのような雰囲気になってきた。はたして挽回出来るのだろうか? 電気自動車より優れた性能を持ちながら価格も安い新型MIRAIの売れ行きも爆発的じゃない。

そろそろ真剣に自動車の新しい時代を考えるタイミングです。

 

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