Gazoo、自動車メディアにケンカ売ってるという。だからGRヤリスの人気は盛り上がらない?

何回か書いてきた通りGRヤリスは日本の自動車史の中でも珍しく走りに特化して開発された力作である! モリゾウさんにとってゼロから作り上げたクルマとあり、可愛さ一入のようだ。ところが販売&人気共にイマイチ盛り上がらない。16日は昼のフェアレディZと夜のGRヤリスでWeb生中継Wヘッダーになったものの、取り上げたメディアの数やアクセス数で大差付きました。

なぜか? 2つ理由あります。1つはこらもう簡単でGazooがメディアにケンカ売ってるからでしょう。モリゾウさんは最近メディアに苦言を呈している。だから現場もメディアに対しケンカ売ればいいと思っているんだろう。しかしモリゾウさんは一般的なメディアに対し問題意識を持っているのであり、「ホーム」である自動車専門メディアについていえばむしろ応援してもらいたいと考えてます。

私は16日のイベント紹介、しましたよ

ベストカーなどモリゾウさんも読んでいるのだった。けれどベストカーの編集長がGRヤリスのお披露目イベントで担当者に質問したら、ほとんどケンカ腰の塩対応だったそうな(会話を見ていた人に聞きました。あれは酷いよね~、と言ってました)。当然ながらベストカーだけじゃない。Gazooを応援して盛り上げて行きましょう、なんてメディアは”ほぼ”無いと考えてよかろう。

2つ目はGRヤリスそのもの。開発段階で身内の言うことはキッチリ聞いたようだけれど、外部の、しかもネガティブな評価を全く受け付けなかったようだ。ポルシェですら新型車にはたくさんの課題が残っている。トヨタにとって新しいチャレンジの4WDスポーツなら、問題山積でおかしくない。実際、試乗したら注文付けたいトコロはいくつもありました。それを全く認めない。

発売まで身内しかGRヤリスのハンドル握ってないからポジティブな内容ばかりになることなど誰だって見抜く。一方、外部の人にハンドル握らせたら等身大の評価になる。もちろんトヨタに忖度するからメディアにゃ悪い点が出ません。けれど皆さんSNSなどでキッチリ弱点を指摘するから、それまで仲間内で褒め合ってきたことがむしろ気持ち良くない感じになっちゃうワケ。

Gazoo以外のトヨタ関係者も口を揃えて同じようなことを言う。そもそもGazooの販売店はネッツ店の下にぶら下がっている上、激しく排他的。トヨタ店もトヨペット店もカローラ店も「そんなら頑張ってね~」と冷静なのだった。Gazooの販売店がない地域のお客さんを全く考えていない。トヨタは本来顧客を大切にするDNAを持っているが、Gazooからそういった雰囲気を全く感じないです。

センターコンソールのエンブレムが泣いている

もったいないと思う。日本全国のトヨタ系ディーラーが丁寧に売っていけばFIAのホモロゲを取れる2万5千台くらい1年あれば十分届く。自動車メディアに応援して貰うことで注目度だって大きくなる。すでに環境の時代のポルシェ911のように実用的で楽しく速いクルマに仕上がってますから。Gazoo、いつまでメディアと冷戦を続けるつもりなんだろう。モリゾウさんのクルマを売る気無い?

まぁこんなこと書くの、私くらいかと。Gazooから嫌われるのは火を見るより明らかな火事です(もちろんGazoo内部にも現状をよいと思っていない人はたくさんいます)。普段の会話でGazoo悪口ばっかり言ってたって誰も書かないのだった。いつもの通り良いクルマは売れて欲しいのが私のスタンス。GRヤリス、鍛えれば鍛えるほど魅力的になっていくに違いない。残念だし悲しくなります。

 

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