スマートキーのリレーアタックは電波遮断ポーチで完全防止可能(19日)

スマートキーのリレーアタックについて取り上げた日経新聞の間違いを指摘していなかった。記事中で「トヨタは2013年から対応している」と書いてあるが、他の窃盗方法と混同しちゃってます。記事中に出てくる2013年に摘発された大量盗難事案は、中国からやってきた窃盗団の仕業である。

いわゆる『イモビカッター』と呼ばれるOBD2のコネクターに差し込んで乗っ取る方法。トヨタ車の大半に盗難アラームが付いていないため、簡単にドアロック外されイモビカッターでエンジン始動され盗まれたのである。急遽この手口に対する対策を行った。だからトヨタは「対応済み」と返事した。

一方、他のメーカーは記者にリレーアタックの対策を聞かれたため「対応していない」と答えたのだろう。ちなみにトヨタ車はリレーアタックへの対策をしているかとなれば「していない」です。カートップWebでも書いた通り、現在リレーアタックに対する対応策は全メーカー無し。どこも開発中だと思う。

今回最もショックだったのは「リレーアタックについてノーコメント」というメーカーが複数あったこと。一方、キチンとした情報を出してくれたメーカーもあり、はたまた広報ルートでなく個別に取材したら「そんな大きな問題じゃないのに何で隠すんでしょ?」と、フランクに情報を出してくれた次第。

状況が解らないと対策も打てない。自動車メーカー自ら販売している製品の弱点くらい門前払いせず教えるべきだと思う。一番残念だったのは三菱自動車も無回答だったこと。こういった時に真摯な対応をしてくれたら信頼感も上がるのに。依然として隠蔽体質でありました。がっくり!

そもそも盗む側は情報をたくさん持っていて、盗まれる側が何の情報も無し。なのに被害にあう側がメーカーに問い合わせたって何の情報も出してくれない。無回答だった広報担当者は、自分がユーザーだったらどうかと考えて欲しいと思う。一昔前ならこんな黒塗り文章みたいな対応など無かった。

ということで対応策あります! 違うタイプのセキュリティ装置を付けるという手もあるけれど、一番簡単なのは『電波遮断スマホケース』を買うこと。携帯電話を病院に持ち込むときに使うグッズで、単純なポーチ。人混みの中に入るときだけスマートキーを入れておけば微弱電波漏れを完全に防げる。

・「電波遮断ポーチ」で検索を

安いのは600円程度から。出来ればカー用品としてオシャレなスマートキー用の電波遮蔽カバーを出して欲しい。電波漏れを防ぐだけでスマートキーは強固な盗難防止効果を持っている。自分のクルマが盗まれる前に自衛手段を講じることをすすめておきます。私も通販でオーダーしました。

やっとアイフォーン復活! ただ電話回線が代替機になっているため、現役復帰ならず。明日の夜にauショップ行って代替機を返却すれば終了です。今回意外だったのは、アップルサポートがけっこう頼りになること。2度もアップルなんか買わない、と思ったけれど今後も使いますよ~。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ