ルノーも厳しい

アメリカの自動車メーカーの低迷は毎日のように報道されているが、ヨーロッパの状況だって非常に厳しい。例えばGM傘下のオペル。もしGMがチャプター11(会社再生法)になると、完全に自立しなければならない。そればかりか、GMと関連の深いモデルも多いため相当深刻な状況になるだろう。

もっと厳しいのがルノー。今までだっていつ破綻してもおかしくない業績しか上げていない。ルノーの赤字をすべて日産の巨額な利益でカバーしてきたのだ。しかし2009年は日産自身、相当辛い(ルノーに上納してきた結果、貯金がほとんど無い)。ルノーに回す余裕など無し。何らかの動きが出るハズ。

その他、比較的高額&大きなモデルの多いボルボや、GM系列のサーブは、遠くない将来、驚くようなニュースが飛び込んでくる可能性大。オペルと同じくアメリカとの関係深いヨーロッパフォードあたりも決して安泰じゃありません。アジアではGMと深い関係を持つ韓国の大宇などが相当厳しいようだ。

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1 Responses to “ルノーも厳しい”

  1. アマチュア部員 より:

    昨今の経済状況の激変ぶりを見ると、自動車産業もかなりギャンブル的要素が大きな産業だと感じます。
    しかもこれが多くの国の基幹産業になっているわけですから大変です。
    優秀な調査能力を持つシンクタンクでも4年前から今のような経済状況を正確には予測できなかったと思います。
    したがって今後1〜2年間に発売される新型車の中には、商品企画時と現在の消費者ニーズと大きく異なるものも出てくるようにも思います。
    メーカーとしても「ここまで作っちゃったから発売するしかないでしょ〜」的な。
    そんなヤバイ車の発売を控えてるメーカーは普通に新車が売れない状況に加えて不安要素だらけなんでしょうね。
    なんとかこの状況を乗り切ってもらいたいと思います。

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