クルマ嫌いとクルマ離れ

本来ならクルマ好きであろう人が「クルマに乗ってて面白くない」という。かくいう私も同じ。なぜか? いろんな人と話をし
ているウチ、なんとなく理由が分かってきた感じ。人間の潜在意識なんだと思う。例えば一昔前まで皆さんシートベルトをしないで乗っていた。なのに全くストレスなかったです。1970年代後半まで、ヘルメット無しでバイクにも乗った。

でもシートベルトに慣れてしまったら、着装しないと怖い。
ヘルメット無しでバイクに乗るなんて今や考えられません。任意保険だって同じ。有効な保険に入っていることが当たり前の時代になると、保険無しのクルマな
ど怖くて辛抱ならぬ。もちろん乗るのがイヤになる。事故の確率は圧倒的に低いものの、ニンゲンって「万一」を考えてしまうのだった。

クルマに乗るのも同じ。今や運転中に事故を起こそうものなら極悪人だ。自動車メーカーだと飲酒運転どころか、速度違反で出世の道を閉ざされてしまうこともある。おそらく知的な人ほど、また社会的に地位のある人ほど、クルマと遠ざかった方がいいという世の中になってしまった。だからこそ自動車メーカーも出世するにしたがってハンドルを握らなくなっていく。

今やそれがシートベルトや任意保険と同じく潜在意識に組み込まれてしまっているような気が
してならない。クルマ嫌い教育を受けた若者だけでなく、大人までクルマに乗りたい気持ちを失いつつある、ということです。川口で整体をやってる知人も、先週の木曜日の夜、長崎の思案橋でクルマ談義をしたお医者さんも、超を付けていいようなクルマ好き。

なのに二人とも乗っているのは軽自動車だったりする。同じくうなぎ屋に来てくれるクルマ好きの話を聞くと、皆さん「欲しいクルマが無いんです」。実際その通りなんだろう。新型車に乗ってる人な
ど少数派。その際「どんなクルマなら欲しいか?」と返したなら、これまた共通してムカシのクルマしか出てこない。だからこそクルマ好きは新しいクルマを買わないのだ。

ちなみに私は最先端の技術を味わいたくてハイブリッド車や電気自動車に乗っている。私だってこの二つが嫌いだったら、間違いなく乗り換えないだろう。私のWebを読むようなクルマ好きがミラ・イースに興味を示すの、ハイブリッド車も電気自動車も嫌いな人の超消極的なクルマ選びだと考えます。いずれにしろ安くて燃費良くないクルマは厳しい。

どうしたらいいか? 基本的にはどうしようもないと思う。ただクルマが必要な道具であることに変わりなし。やがて乗り換えなければならぬ。潜在的クルマ好きの需要は決して少なくないと考える。例えば200万円以内で燃費良くて日常の足に使え、それでいてスポーティな雰囲気を持っているようなモデルなんか面白い。ここまできたらもう少し踏み込む。

ボディサイズはムカシのカローラ級。ミラ・イースのように割り切って車重1トンを下回る。アイドルストップ付き1,5リッターのNAでマニュアルミッションか、クラッチ無しでシフトが必要な半AT(ムカシのスポルトマチックですね)。簡素な内装でセミバケットシート。草ラリーやサーキット走行にも対応してくれれば言うこ
と無しです。私も欲しい。

・ECOカーアジアは「日産の燃料電池にウなる

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14 Responses to “クルマ嫌いとクルマ離れ”

  1. 小林 英弘 より:

    今の日本は「社会的規範から逸脱した行為」を行なった、またはそのような事態の当事者になった人間に対する社会的心情的許容度が極めて少ない「ミスった人間を徹底的に排除する冷たく硬い空気」が社会全体に染み込んでいる様に感じます。
    私も日々職場で仕事してると、「一度でも社会で何かミスったら(←クルマで事故るとか仕事で大きなミスするとか)人生終わり」みたいな重っ苦しい空気を最近とみに感じます。まさに今回のお話の通り、「クルマの運転なんてしたくないしたくない、まして仕事で運転なんかしてて何かあったら割に合わない!とんでもない!」な空気を若いシからだけでなく年上の先輩や上司達からも感じます。…私が市役所に入庁した十数年前には自ら公用車の軽自動車を運転して旧市街の見通しの悪い夜道をガンガン飛ばして税金の徴収に行ってた先輩達も今や「せ、先輩? エンストしますよ!?」な超安全運転(笑)。こういうのを「守りに入る」というのでしょうか? もちろん先輩達も出世し責任ある立場になり家庭を持ち守るモノが多くなる訳で、「守りに入る事」それ自体は否定しませんが、今や日本社会全体が「老いも若いも皆ガチガチに守りに入ってる」感がしてなりません。正直、窮屈です。
    私はというと…補導歴1逮捕歴1自損事故3接触事故4酒気帯び免停1速度超過免停1(←ほとんど10代〜20代ですよ)…ここだけ見たら超極悪人ですね(←自分でもよく市役所なんかに入れたな〜と思います(笑))…。でも当時は今よりもっと社会全体の空気が緩かったですね。現に社会から抹殺されずに無事就職して今に至っていますから。今こんなヤツ絶対市役所なんか入れないでしょうね(←まぁウチの役所はちょっと変わってるので「気付いたら入ってた」かも知れませんが(笑))。
    とはいえ今の「ガチガチ規範社会」を頭から「悪い良くない社会」と決め付ける訳でもありません。社会の構成員各々の規範意識が高まって、それが犯罪等に代表される「社会的規範から逸脱した行為」に対する抑止力となっているのも事実ですし。ただ、交通事故の様に意図せず社会から排除されてしまった人達を未来永劫真っ当な表街道からシャットアウトしてしまう様な「冷たい壁の様な無慈悲さ」が厳然と存在しているのも事実ですし、これに関してはもう少し寛容さがあっても良いのでは…と思います。総じてなんだか生きにくい世の中になりましたね。そんな気がします。
    話は変わりますが、お話の最後の話題にピッタリのクルマがありますよ! 初代インサイト5MTです! 実はトルネオ君を買う際の最初の第一候補はESシビックセダンでした。で県内のとあるホンダ店にES前期型にのみ存在した「RS」があるのをネットで見つけて早速行ってみるとお目当てのシルバーのシビックRSの隣に黒の初代インサイトCVTが! 当然乗り比べました! 絶対的な速さやトルク感は圧倒的にシビックRSでしたが、初代インサイトは身のこなしが軽くて「ススッ」と軽やかに走ってくれて、これはこれで好感触でした(←しかし馴染みのディーラーのメカ君や営業君から猛反対されたのでやめました。アルミボディなので修理代がバカ高いとかで)。しかし!初代インサイトはおすすめです!

  2. かず より:

    確かに…(*_*)
    交通違反も今や、懲戒処分の対象。気分的に、車乗ること避けますね。ましてや、役員以上になった日にゃあ、運転するなみたいな事言われますし。
    ディーラーの社長さんでも、ダメな所有るみたいです。(T_T)
    おっしゃっる様に、トヨタもそう考えたようで、昔使ったコピーのFun To Drive を再び使用したキャンペーン を開始しましたね。
    トヨタのFun To Driveは、ハンドリングのFunではなかったですが、車のある生活が人を、楽しくしてくれると。
    トヨタの車だけでなく、車自体に興味を持てる空気造りは、重要だと思います。(~▽~@)♪♪♪

  3. ヲジサン より:

    国沢さんに見通されているようで怖い61歳のおじさんです。
    学生時代はブルーバードSSSやセリカリフトバック、結婚して
    アコード、子どもができてスキーやサッカーの試合でパジェロやデリカスターワゴンなど個性的な車に乗ってきましたが、子どもが社会人になって夫婦だけの生活になって、2年前にプリウスに乗り換えようかと思って予約までしましたが、ロボットのような運転感覚とせり上がったセンタコンソールが受けいられずキャンセル、他に乗りたい車もなくヴィッツにしましたが、はじめてのCVTのくせに嫌気がさしてます。
    話題のイースに試乗しましたが、燃費にびつくりですが、非力な軽の感覚は受け入れがたく、むしろ代車で乗った数世代前のミラのほうがよかった。
    乗りたい現行車はリーフぐらいですね。ただ走行可能距離より米国販売価格を知ってしまうと買う気も引けます。

  4. 阪神ファン より:

    "慣れ"は、確かにありますね。
    昔は60タイヤ、パワーウィンドウ、パワステ付きというだけでも、インパクトがあったように思います。
    でも今や標準は当たり前。これらがない車はごく稀。
    私は1000cc〜3000ccクラスを6台乗り継いできましたが、今でも一番欲しい車は初めて買ったシャレードターボです。パワステもパワーウィンドウもない車でしたが楽しかった記憶があります。小排気量のターボというインパクトが好きでした。逆に3000ccは快適でしたが、ただそれだけ、と感じてました。
    今の車は、当然昔より性能はいいでしょうけど"慣れ"でインパクトが足りないのではないでしょうか。
    今の時代のインパクトはイースやプリウスのような低燃費車。これも"慣れ"てしまうと、「30キロ」燃費には驚かなくなりそうです。次のインパクトは何でしょうかね・・・。
    車好きとして、これからは車の技術的な進化を楽しみたいと思っています。

  5. さね より:

    乗っておもしろい車は、前にバイトで乗ったスバルサンバーMTのトラックが面白かった。社会的な事情もいろいろあるんでしょうきっと。今の道路環境も関係してるでしょう。MTが運転苦手な人には安い車はCVTだらけなのも楽しくないだろなぁ。新たに日産は、CVTにまた投資したみたいだし…大丈夫か?スバルはいずれ全車種CVTと謳ってるし大丈夫か?、でも適合するCVTない2ペダル、走りの楽しさを追求したBRZ場合、アイシンの多段ATらしい。コストが許せばCVTにしたかったんだろうか?単体の重量重いし、単体の効率かなり悪いし、ダイレクト感と無縁だけど。 タログ燃費を追求すると走りは楽しくなくてもCVTなのかな? 走る楽しさを追求するマツダは高効率多段AT。マツダ以外はCVTに投資したから、しょーがないのかな。極論すると全部MTか多段ATにして、そして軽くて小さけりゃ、個人的には大抵の車は楽しめる気がします。今度でるシボレーソニック、ネットで韓国生産だ燃費がしょぼい、高いなど、いろいろゆわれてますが国産車も見習うべき点があるような気がします。あの堂々としたカタログ燃費の悪さ!あれぐらいの表示で構わないんですけど、実燃費よければ。乗ったことないですけど試乗記や批評を見たかぎりですけどね… CVT止めたら変わるだろうなぁ。日産の新ベルト式CVTは40%もロスなくしたと豪語してますが、そんなに凄いんですか?凄いダイレクト感と燃費なら考え直します。日本式カタログ燃費測定や排ガス測定があるかぎり、つまんないんでしょうきっと。

  6. 団塊eurasia より:

    「クルマに乗る(運転する)のが楽しくない」 
    私も近年、強く、そう感じてきていました。  どうもクルマ技術の進歩と運転する楽しさは反比例するようです。
    昔(わたしの若い頃)のことばかりで恐縮ですが、最初の給料からローンで買った日産サニー1200GX(B110)83馬力の標準装備タイヤは12インチの貧弱なバイアス・タイヤ(今の軽トラックのタイヤよりプアー)でした。
    このタイヤとマニュアルシフトで交通量の少ない山道を駆け巡り、走りを楽しんだものです。 また、仲間の持っていたナロー・ポルシェ(RR)や旧ミニ・クーパー(FF)の不安定で独特なハンドリングをドライビング・テクニック本を参考にしながら、ダブルクラッチやソーイング、ポンピング・ブレーキなどを使って、いかにうまく、速く、安全に運転するかを競いました。
    その後のクルマの操安性やタイヤの劇的な進歩で運転の初心者でもハンドルを切れば、それなりに曲がり、安全に止まり、ちょっとした運転のミスでもクルマが自動的に修正してくれるなりましたので運転技術の向上心が無くなり、楽しみも減りました。
    クルマ技術の進歩は、時代(安全、地球環境、エコ)の趨勢であり、否定するものではありませんが、運転する楽しみが少なくなったのも事実です。
    国沢さんがほしいクルマのスペックは、私もほぼ同意見ですが、一つだけ、アイドリング・ストップ無しを望みます。       カタログ燃費の数値向上には不可欠なのでしょうが、旧車乗りにとって、走行時や交差点停車時の自動エンジン停止は、 「突然のエンスト」を想起させて「不安、ストレス」の何物でもありません。  (過去に突然のエンストで後続車に迷惑をかけ、エンジンが再始動せず、恥をかいたことあり)
    アイドリング・ストップ車に慣れてくれば、そのうち違和感は無くなるのでしょうが、ロートルに免じて頭が固いと笑ってください。

  7. kumojyaki より:

    「ヘル・ライド」という映画を御存知でしょうか。
    ハーレーやインディアンがでてくるバイク・フィルムで、ラリー・ビショップ監督、タランティーノ製作総指揮の所謂“B級映画”です。
    元々、ラリー・ビショップの熱烈なファンだったというタランティーノの熱望で製作が決まったようですが、本国のアメリカにおいてですら数日で上映が打ち切られたという“迷作”映画です。
    いろんな所で酷評されたラリー・ビショップ監督ですが「タランティーノさえ気に入ってくれればそれでいい。」と言い切りました。
    こういうスタンスって車作りにも必要かと。

  8. 匿名 より:

    僕が乗ってるコルト1.5Cはアイドリングストップとセミバケ以外の条件が揃っていますね。
    いい車です。絶版車にしてしまった麻生政権(に変な入れ知恵をした官僚)を恨みます。

  9. 自動車嫌い より:

    自動車嫌いな人多いです。
    携帯とくにiphoneやスマホ好きな人多いです。
    この違い、供給側が怠慢か身軽かによります。
    appleやgoogle、おかしな設定は毎日見なおしてユーザが
    気が付かないうちにアップデート。どんどん使い易くなります。
    一方の自動車。いまだにヘッドランプや車内灯つけっぱなしで
    バッテリー上げる人いてもそのまま。
    なぜイグニッション切ってもランプが点灯するのか。
    最新技術を投入したリーフ。サイドブレーキが電子化してるのに
    なぜサイドブレーキとシフトレバーにそれぞれPポジションある
    のか。
    appleのスティーブジョーブズが日産のCEOだったら怒鳴りつけて
    一方をPレンジにすれば他方も連動させる。
    あたりまえのことでしょう。

  10. エッセ乗り より:

    速い、高級、でかい、運転楽しい、カッコいいetc。
    クルマの魅力っていろいろありますよね。
    私は日産エクサクーペが今までで最高のクルマでした。
    キャノピーハッチだけを購入し、その時の気分でオープン、キャンバストップ、ステーションワゴン風にして楽しみました。
    オートバイでは3型カタナ(GSX750s)の外観パーツ(カウル、タンク)をもう1組購入しブラックメタリックに塗って、たまに交換して楽しみました。
    昔カラーの一部を選べるバイクがありました。GPZ250R、VTR250など。
    携帯電話も着せ替えなんかありますね。
    見た目で複数楽しめクルマがでたらいいなあと思います。
    私の最近のクルマの楽しみは車中泊です。
    現在私が欲しい車は、車中泊しやすい電気自動車でしょうか。
    暖房は国沢さんが以前雑誌に書いたFFヒーターですね。

  11. けむけむ より:

    じゃまなのは屋根ですね。
    私の場合。
    コペン毎日屋根空けて今日は暑いだ、ちょうどだな、
    とか季節を毎日感じます。この場所は甘い匂いするとかね。
    EC-03もものすごく遅いけど、飛ばさなくなった自分には、すんごくフィールがあう。
    PCXとかの二種原付とかなら、維持費も安いしいいと思います。
    くるまと違ってこけますから、自分で操ってるかん全開です。
    一歩勇気出して、上向いたら空が見える車、バイク買いましょう。

  12. 真鍋清 より:

    Fun To Drive. ファントウドライブ。ふぁんとうどらいぶ。
    どう発音しても、1980年代に腐るほど見聞きされたトヨタのスローガン、近年の♪どらいぶゆあどりーむず♪(プゲラ)よりもずっとシャキッと、毅然としていますね!
    この「トヨタからのアイサツ」は1980年代には石坂浩二さんがナレーションしていましたが、ほのぼのとした声色で歯切れよく企業スローガンを発音する様は実に好ましく感じられ、上昇基調だったトヨタを爽やかに表現する傑作サウンドロゴではないでしょうか。
    事実あの頃のトヨタはまごころにあふれていたと思います―クラウンやマークIIを始めとする中大型車種のハンドリングの限界こそ低かったもののとにかく工作精度に富み、故障の少なさと耐久性は世界的にも磐石のものだったと確信できます。
    当時和田明広氏がFFコロナをはじめ中小型車のハンドリング、一次安全性の質的向上を推進してトヨタ車全般の動的性能が飛躍的に向上していった1980年代半ば、技術的には今よりも未熟ながらもAW10系MR2やAE86型カローラレビン等の乗って楽しいクルマが続出し、ハングリーな魅力にあふれていたあの頃のトヨタ。そしてバブルに向かう1980年代末にかけて20ソアラに70スープラを経てUFC10セルシオでクライマックスを迎える高級車路線。
    今思えばトヨタの歴史中で二つの大きな頂点は以上に集約されるのではないかと思います。
    時は下って21世紀、経団連のボスでもある「同族外」の社長に経営の実権を握られてからのトヨタは、率直言ってボタンの掛け違いに邁進していったといって他ならないだろう。「クルマは5年持てば良い」と公言し、派遣労働者の採用を解禁してトヨタ車の品質が日に日に堕落していったあの暗黒時代。オイル漏れからエアコンの異臭まで、それ以前のトヨタでは到底考えられない欠陥が明るみにされ、リコール問題と米国での暴走事故で頂点を迎えたトヨタのどん底状態はそのまま日本の産業界そのものが抱える病根の縮図といって過言ではなかろう。
    米フォーチュン誌による企業信用度ランキングが以前のベスト5圏内からなんと360位!!!!まで没落したことが、果たしてトヨタにとってショック療法足りえたと言えるだろうか。それは一定の時間が経過せねば何ともいえないだろう。巨艦トヨタの方向変換は一朝一夕には進まないのは論を待つまい。
    ただ劇的とは言わぬまでも、ここ一年ほどのトヨタ車を見ているとゆっくりながらも良心を取り戻しつつあるのは喜ばしい。カムリハイブリッドをはじめプリウスα、クラウン200系のダンパー設定の妙、マークXのGRMNなど、トヨタも同族経営になってから徐々に勘所を見出しつつある形跡が伺えるのは喜ばしい。そんな「ファントウドライブ・アゲイン」新生トヨタのアイコンの一つたるFT-86スポーツクーペ、10モード燃費が14.8km/l、しかもレギュラーガソリン指定である点に思わずぶっ飛んでしまいました。なるほど10モード値とJC-08の間には15-20%の差が、実走燃費との間には35-40%の差があることを承知の上で、それでもレギュラーとハイオクの価格差を勘案するにハイオク指定車で17-18km/lを記録するのと同等のランニングコストが概算できるのは頼もしいというものです。もちろん一方では同車の車重が「アルミ製ボンネット」にも拘わらず噂が出た1050kgは達成されず1150-1220kg域になるのはガッカリ感も否めませんが、乗り手のことを真に考えた良識が盛り込まれた製品は確実に支持を受けるということを肝に銘じて信じた道を邁進してもらいたいです。FJクルーザーなど、米国の風を受けた自然体の乗り味で(サイズの割に)リーズナブルな価格と相まってトヨタ自身が柔軟性を取り戻しつつあることが伺えるからには、今後は「ガッカリもの」な現行ヴィッツのサス設定を向こう1-2年間に劇的に改良させ、さらにハイブリッドだけにとどまらず小排気量ガソリン+過給器の幅広い展開など「適材適所」にファントウドライブの芽をくまなく育てて行くことを願ってやみません!!
    聞いてますか、豊田章男社長!!!!

  13. sige より:

    いつも楽しく読んでいます。この動画見ていたら、とても楽しい気分になりました。昔の乗り物ってこういう感じだったのかなと。
    ニコ動のIDがなくても見られます。ニコ動のIDがあれば拡大表示できます。
    【発動機】大型ディーゼルエンジン(5気筒 130馬力)を回して遊んでみた。 ‐ ニコニコ動画(原宿)
    http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nicovideo.jp/watch/sm15860563

  14. samine より:

    国沢さん至極正論だと思いますが、気持ちとして前向きじゃないのは…正直自動車評論家までが日本車凋落の雰囲気に呑まれている様で頂けないですね[E:paper]
    カリーナEDみたいに背が低くてカッコイイ以外は何の取り柄も無い車も若者が好きなら売れる。燃費悪くてもエルグランドはなんかエラそうで後席楽チンだから今だに売れる[E:catface]
    こんなの売れるんじゃない[E:sign02]と思い付きで開発陣が楽しく造った車だってヒットする可能性はあるのに、今の様に最初から「エコなら売れる[E:sign01]」「車体デカくなきゃ欧米で売れないよ[E:sign01]」と条件ばかり付けて開発陣に裁量を持たせて造らないからツマらない車ばかりになる[E:sad]今のプリウスのツマらなさも一番の理由は上から課された燃費至上主義にあるという思いは私だけのものではないハズです。
    ホンダのCR-ZはHVのクセに今となってはカタログ燃費もよくないから自動車雑誌でもほとんど相手にされないけど走るのはよく見るし、カッコいいからそれを見る僕も元気が出る[E:happy01]一方プリウスやフィットを見ると「またかよ[E:sign01][E:sad]」となる[E:shock]一体どっちがいい車なんでしょうね?首脳陣からみたら当然後者なんでしょうが、世間から見ても同じだと思いますか?

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