次期型NSX、発売間近ながら盛り上がらず(16日)
昨日の日記で三菱自動車とホンダについて書いたら、いくつかメールを頂いた。どちらのメーカーに対しても皆さんネガティブな意見&質問ばかり。三菱自動車については「最近アウトランダーPHEVをホメるけれど経営立て直し策で採算の取れない部門の存続は難しい。絶版になったら困るのでは?」。ホンダの場合、アメリカで納車が始まったNSX関係が多い。
なるほどアウトランダーPHEVに搭載されている電池は経年劣化していく。5年もすれば85%くらいになることだろう。ただ85%になっても現在45~50kmくらい走るEV航続距離が38~42kmになる程度。電気自動車の場合、決定的な性能低下になるけれど、PHVならあまり気にならない。さらに10年/10万km経っても75%くらい維持するハズ。絶版になっても大丈夫。
一方i-MiEVについちゃキビシイと思う。今後、経営効率を高めるため部品の共用化をすすめることは間違いない。GSユアサがコスト競争力で負ければ、交換用バッテリーの価格は現在のままだろう。ちなみにi-MiEVのバッテリー交換費用約95万円+工賃とのこと。リーフの約60万円より高い。確かに三菱自動車は何の情報も出さなくなったので不安です。
新型NSXは間もなく日本でも発表されるようだ。すでに納車まで始まったアメリカでの価格は15万6940ドル(約1648万円)! ちなみにアメリカでのライバルはベンツAMG GTが13万0825ドル(1452万円)ポルシェ911GT3で13万1450ドル(1380万円)。次期型NSXに最も近い雰囲気持ちながら、650馬力エンジン搭載のコルベットZ06が8万0395ドル(844万円)。
特にニュルで肉薄する速さを見せ、ル・マンも頑張ってるコルベットの2倍の価格というあたりが厳しい。もちろんヨーロッパで売るのは難しかろう。海外だと中国のみ少し可能性あるも、販売台数としちゃタイしたことないと思う。気になる日本やいかに? 本来NSXのようなスーパーカーなら発売前からお祭り騒ぎになる。されど間もなく発売というのに驚くほど話題にならぬ!
ユーチューブでは次期型NSXの動画がけっこうアップされているものの、視聴回数みたら驚くほど少ない。世界的に感心薄い?
ホンダ自身、日本市場を軽視しているのか不明ながら、少なくとも本日時点まで日本のWebメディアは情報出していない。「日本市場じゃ売れないからどうでもよい」と割り切ったのかもしれません。このままだと応援すらしてくれまい。日本の価格は1800万円程度か? 私だったら0,1秒も迷うことなくマクラーレン540Sを選ぶ。全ての点で官能的ですから。
NSXのようなクルマ、売れる売れないなど関係無し! ブランドイメージだと思うべきだと考える。「自動車屋の夢」ですね。ということが解っていれば、販売台数に関わらず一生懸命アピールすることだろう。技術屋さんとは付き合いないけれど、営業サイドを見ると冷え切ってる。タイで借りた素敵なBR-Vもアウトof眼中。ホンダがここまで元気無くなるとは予想もしてませんでした。
<おすすめ記事>