物損事故の頻発は認知症の典型的な症状

群馬県の前橋で85歳の高齢者が暴走事故を起こした件、昨年より物損事故など起こしていると判明した。あまり認識されていないことながら「自分で運転している車両をぶつける」という状況、典型的な認知症の症状である。もう少し詳しく説明すると「ぶつけたことを認知出来ずそのまま走り続ける」。物損事故は身内の高齢者にクルマを手放させる決定的な判断基準として使うべきだ。

普通、クルマを運転していて何かにぶつかると、停止して被害状況を確認するのは当たり前のこと。認知症の症状が出ると、ぶつかっても全く動じない。バックミラーを落としたまま走り続けるケースすら珍しくないほど。窓ガラスの破損に気づかないことだってあるから驚く。私達の業界でもこういったケースが少なからずあり、自動車メーカーは試乗車の貸し出しを断るという対応をしている。<続きを読む>

 

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