海洋資源
尖閣海域には天然ガスなど豊富な資源がある、と信じている脳天気な人も多い。海図を見たらウなるだろう。尖閣って大陸から続く「棚」の上に乗っており、日本列島との間には深い深い海がある。天然ガスを効率よく運ぼうとすればパイプラインを設置するしかないのだけれど、日本まで通すのは難しい。
中国側からなら容易です。そもそも掘るにもコストが掛かる。フネで運ぶ場合、液化しないとダメ。そのプラントを作るのだってタイヘンだ。今の技術じゃ尖閣海域の天然ガスを掘っても、日本側じゃペイしない。尖閣海域の天然ガスより太平洋のメタンハイドレイトの方がコスト的に有利かもしれません。
尖閣海域の天然ガスを日本側が使いたい、というなら中国と共同で採掘し、中国に買ってもらうしかないが、これも困難。すでに中国は日中の中間線付近で採掘をしているけれど、予想より埋蔵量少ない上、コスト的に全く成り立たないようだ。中国にもシェールガスが大量に存在するため、そちらを使った方が圧倒的に安い。
100歩譲って尖閣海域で超高い天然ガスを掘ったとしよう。すると私は高い価格で買わされます。だったらアメリカで有り余っている天然ガス(シェールガス)を安く買いたい。このあたりの「絵」は我が国で溢れかえっている公共事業の構図と全く同じ。「尖閣海域に資源が眠っている」と信じてる人って幸せだ。
こういった「騙されやすい人」って、日本のメディアを信じないようなことを言いつつ、メチャクチャ信じてるから笑える。ようするに自分としての判断能力を持っておらず、な〜んも解っていないお子チャマなのだ。可哀想に。天然ガスの特性と、世界地図の水深図を見れば想像出来る。海洋資源の話は錬金術に近い。
尖閣海域で捕れるサカナだって高価な魚種じゃない。そもそも漁師が儲かるだけ。国民は魚屋で買うのみ。いや、魚釣りしてると漁師は相当意地悪です。漁港なんか国交省に作らせ、タダで使ってるのに私らを排除しようとしますから。大島の元町漁協は海が荒れて避難したのに「すぐ出て行け!」だもの。
もちろん漁師だって私ら遭難すれば助けてくれるだろう。私らも漁師が遭難しているようならリスクあっても絶対助ける。ここはシーマンシップというヤツです。でも漁師のために中国市場を失ってもいいのか、と聞かれたら「もう少し上手につきあえないのか?」と思う。大局的に評価できないモンだろうか。
どう考えても どじょう は詰んでいる。原発問題然り、中国問題然り、オスプレイの安全宣言然り。なのに圧倒的多数で民主党の代表になった。もちろん どじょう を選ぶ人が多数なら民主主義なので仕方ない。以前から何度も書いてきた通り「自分を守る」というコンセプトが一段と重要な時代になりました。
追記・このページだけ読んだ人は「尖閣を手放せ」と主張しているように見えるかもしれないので補足を。「中国市場を失う?」や「フネは沈めろ」もご一読を。むしろ早い段階に尖閣へ宿と港と飛行場を作り、釣りに行けるようにして欲しいと考えている。私が領土問題について中国寄りだと思っている人は読解力無いです。
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太平洋のメタンハイドレイトよりかは(陸から近い)日本海のメタンハイドレイトの方が採取が容易でコストがかかりません。
本州日本海側の(青森と山口を除いた)10県が協力して動き出しています。
国沢さんの車と経済の考察力はいつも、的を得ていて
とても尊敬しております。
しかしながら、領土問題については中国寄りの考えでとても残念でした。
とても賢い国沢さんのことですので、漫画家の小林よしのり氏や石平氏の著書を読んでいただいて、中国に付いて深く理解していただきたいと思います。
要するに、国際ルールを守らない国は、人類の未来のため、方針を是正しなければならず、この実現には、経済は犠牲にしても、断固たる意思で対抗しなければなりません。
今回の件については反日の国と付き合ったことが原因であり、国家戦略として、親日国と経済圏を形成していけば良かったという反省があります
今後、中国、韓国、ロシア、アメリカのトップとはどんな思想で動いているのか、分析し対策を実行する事が、人類の未来にとって最重要課題になるでしょう。
まずは、打倒、独裁政権!!
喧嘩ってね、ハタから見てると「あらあ〜。またやってるよ〜。お疲れ〜」って感じですよね。
どっちにつくかっていう時点で、ケンカの輪に入っちゃってる。そうじゃないんじゃないの?って僕は思います。自論ですけど、あいつは嘘つきだバカヤロー!って怒ってる人ほど嘘つきです。なぜなら、嘘をよく知ってるからです。経験上、そういう人は自分は正義100%っていう立場を取ることが多いです。
だから、ハタから見ると「どっちもどっちじゃね?」ってなるわけです。
人に騙され、拳を振り上げる。その前に相手に対して自分がどうだったか?を考えるのが大人というものです。
もちろん、中国はこれがまったくできていません。
だからといって、こちらも拳を振り上げればいいってもんじゃありません。
国沢さんも私もしょっちゅう騙されてますから、イチイチ殴りかかってたんじゃあ、身が持ちません(笑)。
また、お互い嘘つきでもありますから(笑)、100%自分絶対正義という立場もいまさら嘘っぽいです。
そういうことを全部ひっくるめて、
起きている事を俯瞰で見ることができる。
それが大人です。
嘘つきだから、他人の嘘も良く見えて傷つきますが、
大人はそんなときに好きな歌を歌って自分を鼓舞します。
そういう大人がいっぱい集まれば、いいハーモニーになるのになあ。と、私は思います。
師匠、そして、清三郎さん。
自分も一緒に歌います!
ここに集うみんなも大局的に見ることができるように
師匠と一緒に学び、自らも学ぶ。
一緒に歌いたいですよね。