ミライース、あまりに楽しいのでいろんな人が乗れるような作戦を考えることにしました!
先週のラリージャパンは林道を6km走っただけで終わってしまった! 日が経つにしたがって悔しさが大きくなっていく。そんな中、同じ豊田市で開催されたGazooラリーチャレンジに出場しました。クルマはやっと仕上がったミライースのターボ付きマニュアル車。ベースの中古車は走行2万7千km。おおよそ50万円なり。LEDヘッドライト付きの豪華グレードです。
本郷君にベストカーのステッカー貼っていいよ、といったら、こんなデガのを持ってきた! ナナメに貼るしか無い! 派手! オープンクラスで、しかも最も遅いクルマということからゼッケン最後の164番。ただ163番は同じオープンクラスの小林可夢偉選手ぢゃありませんか! トヨタスタジアムのスーパーSSは2台で走る。つまり可夢偉選手と一緒。超大惨敗決定!
一本目のSSは河川敷の特設コース。金曜日にシェイクダウンを済ませたとはいえ、サーキットとラリーの乗り方って相当違う。路面だって違う。しかもダート用タイヤということもあり、金曜日のネオバとグリップ感が相当異なる。長いSSであれば乗り方を変えて対応出来るのだけれど、Gazooラリーチャレンジは距離短いためドタバタしてるウチ、終わっちゃいました。
SS2はトヨタの下山テストコースの中にあるグラベル。ミライースでグラベル走るのは初めてだったものの、これがこれが! 予想以上に良い前後バランスで、気持ちよ~く曲がってくれる。とはいえこんな素晴らしいグラベルだと皆さん全開で走れるため、モロにパワー差出てしまいます。クルマの実力から言えば一番下と言ってもよいけれど、何とか40位代。
派手になっちゃいました
続く林道のSS3が今回一番厳しい修行でした。登りタイトコーナーの連続のため、ギア比が合わない。そらそうだ。燃費を重視したノーマルミッションですから。1速じゃ吹け切り、2速だと4000回転でトルクバンドに入らない。1.5速と2.5速があったらなぁと。クロスミッション無しだといかんともしがたい。タイムアップを狙うのなら今後の課題ですね。
可夢偉選手、スタジアムは2番手タイムを出す!
スタジアムのスーパーSSは64馬力vs304馬力。運転手だって特上ときた! 出来ればパワーウエイトレシオが近いアクアなどと走りたかった~。でもミライース、素晴らしく走りやすい! というか先週乗ったクリオのラリー5と同じ感覚だったりする。ミライースも3ペダルで、左足ブレーキ使うターボラグを消すテクニックを使う。ラリー入門に必要な要素の全てを持つ。
完走60台中42位。筆おろしとしちゃ上出来でしょう
サービスにモリゾウさんがやってきて「派手なステッカーですね~!」。続けて「こういう入門用のクルマは大事だと思います。何台か作って皆さんに乗ってもらったらどうですか?」。その通りだと思う。この件、ミライースを作って欲しいと頼んだ時から考えていた。モリゾウさんに背中を押されたので、ラリーの裾野を広げるべく関係者の皆さんと真剣に考えてみたい。何より楽しいです!
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毎年、自動車雑誌が競い合うマツダのロードスターレースがあるように、自動車大学校が競い合うミライースのレースがあると、楽しいだろうなぁ〜。
車両を提供して、イコールコンディションで戦う。サーキットやラリーやジムカーナ、エコランや耐久、雪上&氷上コース、レディースカップ等で得点を競い合う。こりゃあ自動車大学校にとっては、サイコーの勉強の場になりますゾ。
ダイハツさん、トヨタさん、若者の育成の場として、主催するに値すると思うけど、どーですか!
ちなみに他社対抗とか改造フリーとかエスカレートすると、費用も性能もスキルも浮き世離れしてしまう。ロードスターレースのように、市販ベースの限られた条件で行うことが、長く続けるコツだと思います。
ラリーとエコランはダイハツ、サーキットと氷上はホンダ、ジムカーナとレディースは日産・三菱、オフロードは天下のスズキジムニーとか、メーカー毎に役割を決めて、全メーカー系の学校が全メーカーのクルマをドライブできるようにできたら、本当に楽しいイベントになると思います。
あと私立の専門学校とかは、レース場代とか負担して貰って参加できたらいいなぁとか、タイヤメーカーにもスポンサーになって貰おうとか、妄想ばかりが広がります。はい。