インスター、予想を下回る286万9千円スタート。売れそうな電気自動車が登場です
オートサロンで日本に導入するヒョンデ・インスターのスペック&価格が発表された。スターティングプライスは42kWhバッテリーを搭載して286万9千円! 大型液晶パネルやADAS、サイド&カーテンエアバッグ(運転席と助手席の間のエアバックも付く)など必要な装備はベーシックグレードでも標準装備される。リアシートベルトもプリテン付きだし。当然ながら急速充電や、100V給電可能。
ちなみにN-VANe:は装備らしい装備など皆無の上、チャデモの急速充電器はオプションで270万円。インテリアだって軽バンとは比較にならない。今年デビューが予定されているホンダN-ONEe:は、N-VANe:の価格を考えると当然ながら300万円を超えるだろう(電池はN-VANe:と同じ30 kWh)。N-ONEe:が30 kWhながら300万円オーバーとなれば瞬時も迷わない。電気自動車の場合、自動車税や重量税は課税対象じゃなくなるため、軽自動車の優位性は薄い。
一つ上のグレードは335万5千円。電池容量が49kWhになり、モーター出力も184馬力(ベースグレードだって155馬力で十分)とパワフルになる。ただ48万6千円差は少し迷う。2024年並の補助金が出れば東京都だと凄いことになる。国から出る電気自動車補助金が45万円。東京都45万円。太陽光発電を導入していると30万円上乗せ。トータル130万円だ。つまり156万9千円で買えることになります。この価格なら韓国製という日本特有のハンデを考えても魅力。
何度か書いてきている通り、韓国製や中国製の電気自動車は300万円を切ってからの勝負になると思う。実質的に200万円を下回る乗り出し価格なら、買う方だってある程度割り切れる。ヒョンデはインスターで手応えを感じたら、常設のディーラーやメンテ可能な工場をもう少し充実したらいい。そして日本のディーラー以上に頑張る。すると一段と買いやすくなります。
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あまり電気自動車に興味がなかった自分ですが、デザインも装備も相当に魅力的です。
個人的には韓国車に抵抗は無いのですが、地方在住ということで充電インフラが貧弱なため手を出しづらいですが…ハイブリッドならぜひ買いたかったです。
遂に来ましたね、戦略的な韓国EV車が。
補助金を加味すると魅力的な価格だし、デザインも好みは分かれるものの今までにない新しい印象。むしろ他車と差別化できるから、好感を抱く人が多いと思います。
個人的にはこのクルマが国内で売れたら、「あららららぁ、ヒョンデさんってば。とうとう、日本メーカーの虎の尾を踏んじゃいましたね!」と宣言したいと思っています。
いや、マジで! はい。