我が国の政府はトヨタとホンダが巨額の費用と時間と優秀な人材使って開発した燃料電池を見捨てた
日本が圧倒的な強さを持っていたい燃料電池技術ながら、ここにきて政府は強いブレーキを掛けているように思う。水素ステーションの数でいえば、増えるどころか採算取れないということと、施設のメンテに高額のコスト掛かるといった理由により減少傾向。水素の価格だって「安くなる」と言っていたのに、10年前の2倍になっている。国は明らかに燃料電池車を普及させたくないようだ。
トヨタもホンダも巨額の開発予算を投じ、世界TOPの燃料電池を作ったのに、もはやヒョンデに追いつかれ、遠からず中国にも抜かれてしまうことだろう。実際、トヨタもホンダも燃料電池の開発は大赤字ながら、意地で続けている状況。そんな中、ホンダと日産の統合話になった。ホンダからすれば日産という大きな荷物を背負う上、赤字の燃料電池開発もしなければならない。
加えて直近で燃料電池の普及が始まりそうなのは韓国と中国、そして欧州くらい。当初ホンダが期待したアメリカといえば、環境問題くそ食らえのトランプ大統領就任により、少なくとも4年間は日本と同じ石油利権の国になる。日本ですら原油輸入量は年間30兆円規模。これだけのお金が動くと、利権だって強大。水素のように将来性のあるエネルギー源にブレーキ掛けることなど容易だ。<続きを読む>
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このように政府が燃料電池にブレーキをかけているとなると、私のように理系の勉強してきた人間の活躍の場面も狭まってしまうってことですね。実に勿体ない話だと思います。大きな知的財産をも日本は逃してしまうことを危惧しますが、今に始まったことではないですね。私を含めてもっと若い世代の方たちが活躍できる場面を政府には作ってもらいたいと思います。ホントに勿体ないですよ!