そうりゅう型の事故と、1バイアル5回しか打てない新型コロナ用ワクチンのナゾ

最新型潜水艦『そうりゅう』と貨物船が衝突した。大手メディアは第一報から「潜水艦ナニやってる!」という姿勢だったけれど、海難事故として考えるならと84mの潜水艦と鉄鉱石を運ぶ230mのバルク船が衝突したら、まず心配すべきは小さい方でしょ。どんな操船ミスであったとしてもです。善悪問わず命を助ける、というのが水の中で生きられない人間の選択といってよい。

写真/第5管区海上保安本部

その上でソナー手、ナニやってたんだろ。相手が潜水艦より小さければ大惨事です! こんな硬くて鋭い潜舵を船底にブツけられたら穴あいて撃沈だ。最新の潜水艦に付いているソナーは高性能。大海のど真ん中に浮いてるゴムボートならともかく(エンジン掛かってたら2馬力だって解る)、なんでエンジンをガチャガチャ回してる本船にぶつかったのか全く理解出来ません。

けんりゅう 写真/私!

ちなみに「そうりゅう」はX舵を持つそうりゅう型の1番艦。世界で最も静かと言われる防御型潜水艦である。潜水艦、進水式の時だけ艦橋に識別数字が書いてあるけれど、実戦配備と同時に消されます。何度か東京湾口でそうりゅう型を見たが(下の動画の通りX舵のためすぐ解る)、11艦あるウチの何番艦は不明。潜水艦最大の機密は最大潜行深度だ。

そうりゅう型、専門家の皆さんはハルに使われている素材や900mで撃てる魚雷を積むことから、900m潜れると予想している。今回の事故で壊れた部分の写真をたくさん撮られている。上の海上保安部の写真は解像度低いけれど、通信社や大手メディアの空撮は驚くほど鮮明。海外の専門筋に流出したら大雑把な性能を推測されちゃう? 事故原因は機材トラブルかメンタルか?

新型コロナのワクチン、海外で6回分と言ってる1バイアルが日本の注射器だと5回分になると騒がれている件、知り合いの医師は「ファイザーのワクチンですが5回分って書いてあるみたい。ロスが少ない注射器が手に入るまでは、4バイアルで23回分くらいの運用でやれば良いのではないでしょうか」。確かにファイザー製ワクチンのバイアルに「5 doses」と明記されてます。

バイアルには少し多めのワクチンが入っているため、全て抽出出来る注射器を使えば6回分取れる、ということ。もっと言えば写真のバイアルから日本の注射器で5回分取ると、1回には足りないけれど残ります。5回分しか取れないと騒いでる皆さんは、残った分を捨てる前提だ。打ったワクチン、ロット番号で管理するので混ぜちゃダメらしい。でも基本的に同じワクチンでしょ。

危険性ないのであればロット番号を2つ記載できるようにすれば事務的な問題はないと思います。そうすれば余裕で2バイアルから11回分取れる。3バイアルで16~17回分か? 知り合いの医師は前述の通り4バイアルで23回分と考えているいるそうな。目的はムダなく接種することであり、それを優先すればよい。小学生だって思いつく。学歴のある人のアタマほどカタいっす!

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