ホンダの1モーターHV

フィットとヴェゼルに搭載されている7速ツインクラッチ+1モーター式ハイブリッドがまたリコールとなった。フィットHVについていえば3回目。このハイブリッドシステム、開発に難航しており発売直後に乗ったクルマも、いくつかの課題を残していたほど。ハイブリッド親方としちゃ推奨出来ないと書いてきた。

フィットHVのレポートヴェゼルのレポート

特に停止時からの全開加速と、「加速しようと思ってアクセル戻し、やっぱ気が変わってアクセル踏んだ」みたいな乗り方をするとギクシャクしてしまう。燃費も標準エンジンを搭載しているグレードと大差なし。COTYで満点を入れなかったのも、ハイブリッドシステムの仕上がりに納得いかなかったからだ。

ただ個人的には「そんなモンでしょう」と思う。考えて欲しい。初代プリウス前期型や初期型リーフを見れば解る通り、新しい技術って洗練されていない。多くを期待しちゃイケナイ。まぁ私の記事を読んで頂いている人なら、基本は普通のエンジンを選び、ハイブリッド買った人は覚悟の上だったと思います。

幸いホンダの収益は文句無し。今回のリコール対応、ミッションの交換が必要になる大がかりなケースも多いようだけれど、業績に影響を与えないで済むだろう。
対策部品の生産に時間は掛かる模様。しばらく生産を休止するという。すでに販売された車両から対策部品を使っていくからだ。

消費税値上げ前に納車される予定だった人は、結果として3%高い税金を支払わなければならない。まぁそのあたりも業績の良いホンダだからして、カバーしてくれると考えます。推奨していた普通のエンジンでなくハイブリッドを買った人はガッカリせず、パイオニアだと思えばいい。

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