今後ガソリン価格はどうなっていくのか? 若干の値上がりはあるかもしれないが大きな不安なし?

アメリカがイラン攻撃を行い、ホルムズ海峡の航行制限掛かって3ヶ月。ガソリン価格は補助金もあってレギュラーで170円を下回っている。足りなくなる兆候も無い。今後どうなるだろう? まず絶対量について言えば現状だと年内一杯くらい問題なさそう。思っていたより我が国は産油国から優遇されているらしく、原油についちゃ様々なルートから平常時の5~6割が入ってくる。

UAEのフジャイラや、サウジアラビアの紅海ルート、さらにはマラッカ海峡あたりで多国籍のタンカーからの瀬取り(沖合でタンカーからタンカーに移送)、アメリカからの輸入量も急増中。このあたりは高市政権の功績に他ならない。おそらく予想以上の手応え&対応なんだと思う。もし不足しているのなら、200万バレル(原油量でいえば0.8日分)積んだ出光丸の帰港を急がせる。

ちなみに我が国の原油消費量は日量330万バレルとされている。ただこの数字、原油だけでなくケミカルタンカーで別個に運ばれるナフサに代表される原油産品を含む。原油だけの輸入量で言えば日量250万バレルになる。日本が原油不足から急いで日本に帰ってくるよう動くだろう。なのに4月28日にホルムズ海峡を通過した出光丸はまだ帰国していない(通常なら15日前後)。

たまに14ノットの平常時の巡航速度を出すと思えば、大半は8ノット前後の「舵が利くギリギリの速度」。目的地の伊勢湾シーバースの空き状況だという人もいるけれど、そもそも5月はタンカーが平常時の4割以下だからガラガラ。出光丸の原油がなくても問題ないと言うことなんだと思う(言い方を変えれば勝手に動くなということ)。そんな具合でガソリンは現状足りている。

価格どうか? 本来なら上がる要素しかない。日本の指標とされるドバイ原油はイラン攻撃前のバレル60ドル台から100ドル台に高騰している上、輸送コストだって上がっている。ただ日本はお得意さんということでUAEやサウジアラビアが特別対応してくれている可能性もある。もはや適正な価格など解らない。リッター41.8円という強烈な政府補助金のため、世界有数の安さになってる。

ナフサやディーゼルエンジン用のオイルなど一部の石油産品は前述の通り不足傾向が続くかもしれない。ただ輸入されているため、やがて「お金出せば買える」ようになると思う。このままイランの怒りが収まっていき、中東の産油国への攻撃を止め、ホルムズ海峡(イランが保険の受け手になるという話など出ている。通行料だとアメリカが納得しないため)も航行再開なれば平時に戻る。

ちなみに中東の基地に駐留していたアメリカの爆撃機や戦闘機は大半が帰国か欧州の基地に移動した。中東に展開していた3つの空母打撃軍も「ジェラルド・R・フォード」がバージニアに帰還。1打撃軍は帰途。おそらく現在1打撃軍を残すのみ。これらを総合して考えると、普通「アメリカはとっくに攻撃する意思が無くなっている」と評価する。予測できないのはイスラエルの動きです。

そして当面は不足する石油産品の価格が高騰すると思う。

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