人類にとっては温暖化より寒冷化が深刻です。でも二酸化炭素排出量は減らすべき!

フランクフルトショー改めミュンヘンショーで二酸化炭素問題が大いに語られると思う。そして我が国では「地球温暖化」という枕詞。しかし富士山が平年比で25日早く冠雪した。9月に東京で25度以下が続いた日数も記録が残っている限り2番目。皆さん地球温暖化と言うけれど、直近の2~3年は世界規模で「凄く寒い!」という記録続出と言った感じ。いろんな場所に雪も降ってる。

実際、海外では温暖化じゃなく「クライメートチェンジ」(気候変動)と言われる。ちなみに2007年のCOP3は「地球温暖化防止京都会議」(Kyoto Conference on Global Warming)となり、その時までは地球温暖化という国際的な認識だった。ところがその後、様々な学者から異論出て意見がまとまらなくなり、気候変動に落ち着いている。だから私は地球温暖化(ぷっ!)なのだった。

ちなみに人類という概念で考えた場合、温暖化は寒冷化より有り難い。農作物の生育には寒冷より温暖が好ましいからだ。2021年8月の東京於ける平均気温は27.4度。直近だと2003年が26度で、全国的な米不足になってしまった。私の記憶だと1993年はバイクに乗ってて寒かった夏で同24.8度。80年ぶりの大凶作です(この時は備蓄米多かったため米不足にならず)。

それより問題は大規模開発やヒートアイランド現象などによる気候変動で、それまで耕作に適した気候だったのが極端に降雨量減ったり&天候悪くなって日射量減ったりすると病気にやられる。そして作物の転換(気候にあった品種を作るということ)は間に合わない。世界規模の凶作が発生したら、食糧自給率の低い国にとって厳しいことになってしまうことなど想像に難くない。

データ/農水省

参考までに書いておくと、我が国に於けるカロリーベースの食糧自給率はこの数年36~38%といったイメージ。項目別に見たら食肉など自給率46%となっているが、飼料の自給率25%だから実際の自給率はさらに低くなると思う。世界規模の凶作になると飼料だって大切な食糧。日本に輸出する余裕無くなる。国内自給の食肉は4分の1ということ(国内飼料も食糧転換か?)。

といったことを新しい首相が考えてくれていることを強く強く希望する。とにかく食糧不足はどんな物資不足より深刻。おそらく大凶作になると国内備蓄は1年くらいしかないと思われるため、2年目続いた相当厳しい状況になるんじゃなかろうか。しかも食糧不足になるというウワサ出た途端、穀物を始め保存可能な食材は流通経路から全て消えてしまう。

 

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