面白いことにF1ギョウカイがコマツ×2の話題で盛り上がっているとか! 日本のファンとしちゃ嬉しい

いやいや驚きました! 突如建機メーカーであるコマツがウイリアムスのメインスポンサーになるという! 写真を見て頂ければ解る通り、サイドポンツーンにどのスポンサーより大きいデカールど~ん! リアウイング横にもど~ん! チーム名にコマツを付けてもいいくらいだ。F1チームの年間予算は200億円少々なので、ギョウカイの相場で言えば半分くらい出している?

されど今回、コマツのスポンサー料は驚くほど安いようだ。なぜか? コマツはかつてF1に技術を投入していたのだった。1991年からロータスでF1を学び、その後1996年よりウイリアムスとセミ6速ATを共同開発。1997年のFW19で見事コンストラクターズチャンピオンとヴィルヌーヴのドライバーズチャンピオン奪取に貢献した。コマツの油圧技術、F1業界でも高く評価されたのだった。

おそらく今回もコマツはウイリアムスで何らかの技術を担当することになるだろう。F1から離れて時間が経つため、今シーズンどうのということではない。だからこそ最初から「複数年契約」という発表になっていると考えます。前述の通りコマツの建機は大きくてパワフルということもあり、精度や速度という点でF1と反対側にあると思われがち。前回もそうでした。どっこい! 

ロータスのアクティブサスペンションの時は油圧だけでなく、路面の凸凹やミューをチェックする計測技術でコマツは他のF1チームを圧倒していたし、FW19の6速セミATも巨大な建機のミッションの変速をスムースに行う技術を持っていたため、小型化したら驚くほど優れたシステムになったと当時聞いた。オイルなどは分子レベルまで解析している。コマツの基礎研究、世界TOPレベルだ。

なぜ突如F1にカムバックしたのかは不明ながら、欧米で存在感を出そうとすれば良い選択かもしれない。興味深いことにスポンサードを発表した2月6日の東証平均株価は前日比193円(-0.68%)の下落だったのだけれど、F1ニュースが投資家にポジティブと評価されコマツ33円高(+0.77%)。環境技術にも投資をしており、キャタピラーに続く世界第2位の建機メーカーの存在感を見せている。

これで今シーズンのF1はホンダと角田選手だけでなく、日本人初のチーム監督となるハースの小松氏とウイリアムスのコマツという2つの応援対象が出来た。ちなみに小松監督、ウイリアムスのカラーリングが発表されるや「なんであんなところにキミの名前が出てるんだ?」とからかわれているそうな(笑)。W小松、本当の意味で実力を発揮するのは2025年になるだろうけれど、応援したい。

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2 Responses to “面白いことにF1ギョウカイがコマツ×2の話題で盛り上がっているとか! 日本のファンとしちゃ嬉しい”

  1. フランシス より:

    良いニュースですね。仕事でコマツとはお付き合いがありますので親近感が湧きます。

  2. PAL より:

    これ、面白いことにハースのSNSでも紹介されてますね。
    コマツもハースのスポンサーだったらより面白かったのに。

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