高速道路のサービスエリア、優先はクルマか歩行者か?

休日毎に高速道路のサービスエリアは大混雑する。入りきれない車両が本線上に出てしまい、本線の渋滞を作り出すほど。追突事故の原因となることだって珍しくない。サービスエリアの駐車スペースが一杯になっているかとなれば、そうでもなかったりする。というか、入りきれないほど渋滞していても、入ってしまえばどこか空いてます。なぜか? 原因は2つ。技量の低いドライバーが多く駐車に時間が掛かることと、歩行者です。

写真/NEXCO

前者は決定的な対策なし。ただ後者について言えば皆さん迷っているんじゃなかろうか。道路上ではクルマと歩行者優先順位が決まっている。例えば車道だとクルマ優先。もちろん歩行者が出てきたら事故を防ぐためブレーキ掛けて止まるけれど、通常は人に優先権なし。というか車道で歩行者に優先権を認めてしまうと、もはや秩序だった通行などできない。それこそ赤旗法のあったイギリスの時代に戻ってしまう。逆に横断歩道は歩行者優先だ。

果たしてサービスエリアの中って車道か横断歩道か? こらもう明確に車道です。実際、サービスエリアの中に横断歩道を設けているケースも多い。もっといえばサービスエリアの中も高速道路の一部で、パーキングスペース以外の場所に止めたら駐車違反になる。逆走も違反。だから止めるスペースが見つからなかったら、そのまんま出て行くしか無い。ということでサービスエリア内は横断歩道を除いてクルマ優先となるので承知おきを。

サービスエリアの建物やトイレに行くため車道を横切ろうとしたら、クルマ優先。クルマを先に通らせないとならない。無理して突っ切ろうとしたらクルマに危険だと怒られたって仕方ないです。だからといって事故になったらクルマ側の責任が大きくなるでしょうけど。また、大型バスなどに幼児や高齢者が乗っているときは、安全管理担当者が明確に解るような旗などもってクルマに止まって貰う。ここは譲り合いの精神です。

こちろんここで「歩行者は蹴散らせて走れ」と言っているんじゃ無い。40km/h制限になっているサービスエリアに入ったら歩行者がいる区間で徐行。ただ歩行者が歩くのを止めていればクルマ優先。譲ることなく進行してよい。最近見ていると歩行者を見たら止まっている車両が多い。これで本線上まで渋滞車両が発生し、最後尾に大型トラック追突で重大事故など起きたら、全体の安全は担保出来ないです。サービスエリアに赤旗法は適用されない。

 

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