F1は1970年代へ?

トヨタのF1撤退は多くの日本人にとって全く関係ないことながら、FIAにとっちゃ顔に泥を塗られたようなもの。なんせ2012年まで出場するとい
うコンコルド協定に先日サインしたのだから。完全にFIAの信頼を失ったと思う。トヨタはもはや「FIAと縁を切った!」とケンカ売ったようなものか。

そのF1、大きく揺れている。ここにきてルノーも撤退を匂わせ始めているようなのだ(参戦を表明)。もしルノー抜けたら自動車メーカーはフェラーリとベンツのみ。ベンツだって参戦を続けて行く価値を見いだせなくなるだろう。1980年代前半の如く、フェラーリとフォードエンジンの戦いに戻るのかもしれません。それはそれで面白いかも。

それより深刻なのがタイヤ。ミシュランもグッドイヤーもピレリも「興味無し」。韓国の「クム
ホ」に頼み込むんじゃないかというウワサまで流れている。ワンメークなら多少性能的に問題あってもOK。ことによるとF1のタイヤは韓国や中国、インド、インドネシアなどの新興勢力が担当するようになるかもしれません。

フジTVが頑張ってくれていたF1中継も、
来シーズンはトヨタ抜け、再来年はブリヂストンも抜ける。果たして来シーズン地上波で見られるだろうか? 鈴鹿のF1もどうなるか全く読めない。こんな時代が来るとは予想もしていませんでした。されどF1は楽しいと思う。プレスパスの1980年代前半のように取りやすくなる?

<おすすめ記事>

2 Responses to “F1は1970年代へ?”

  1. B.Y より:

    70年代のF-1に戻ったら観てる方は凄く楽しいレースに成る様な気がします。
    出来たら車載CPU全面的禁止で
    コントロールキャブレターと
    クラッチ付スティックシフトのミッションと
    デコボコで床下のダウンフォースが使え無いコントロールパネル義務付けしたら、
    もっと面白いレースが観れそうに思います。

  2. 九原 安夫 より:

    ある程度想定範囲内とは言え、全くあきれますね>TOYOTAには。
    60年代の日本GPから幾たびもモータースポーツ文化振興を破壊し、世界に出ても恥ばかり書きまくって平然としてるし。だいたい今のF-1だって最大の資金を投入しておきながら、何一つ結果(優勝)も出せず、チーム運営資金高騰を招かせたのはどこの企業ですか。本当に60年代から何一つ進歩がない。WRCでメークス取ったと思ったら、その直後にインチキがばれてみたり。富士撤退の件もひどいですし。BMWのように昨年のホンダ撤退から学んで早めに公表するとか、ホンダのように名を捨てても水面下でチームを支援していくとかの努力もない。可夢偉や一貴を支援するとか言っても、足を引っ張るだけになるんじゃないかとさえ考えてしまいます。
    こんな会社が日本企業のトップとして君臨しているから、いつまでたっても企業の文化活動というものが定着しないとしか考えられない。モータースポーツが根付かないのも当然でしょう。楽しいとか、面白いとか、美しいとか、気持ちいいとか、そうした感情の結実が文化であって、それをライバルや仲間・さらにユーザーなどと育んでいける場というような基本的な認識さえ持てないのだから二度とモータースポーツになど参加して欲しくない。
    感情的になって、とっちらかってしまいまして申し訳ございません。また、山科さんなどチームの方々には本当にお疲れ様でした、ありがとうございました。

このページの先頭へ