盗難車ワースト10、なんでトヨタ車ばっかりなんでしょう?

2021年の「盗まれたクルマ・ランキング」が発表された。リストにあるTOP10を見ると全てトヨタ車。突出して多いのは1位のランクルと2位プリウスとなる。なぜトヨタ車であり、なぜランクルやプリウスなのか考察してみたいと思う。盗難されたクルマだけれど、白いナンバーが付く登録車の場合、日本国内で中古車として流通することはないと考えていい。登録時や車検時に車体ナンバーがキッチリ照合されるからだ。ということで大半は海外に運ばれていく。

盗難車も需要と供給の関係があるらしく、TOP10に入っている車種は海外でも人気。損害保険の関係者によれば「欲しいクルマと買い取り価格と対象車両の駐車場所」のリストまであるという。大半は「ヤード」という作業場に持ち込まれ、車体を半分に切断し「部品」としてコンテナに積まれる。ちなみにアメリカや欧州で日本から輸入された車両を登録しようとすれば、日本側の正規の書類が必要なため盗難車のニーズなし。輸出先は書類がなくてもナンバーが取れる国だ。<続きを読む>

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