カンボジア、2代目プリウスの多さに魂消る! 盗難車かと思いきや(24日)

初めてカンボジアという国を訪れた。個人的にはポル・ポト率いるクメール・ルージュが文化人などを中心に170万人殺し、大量の餓死者を出したことと、カボチャ(カンボジアが語源)を日本に伝えた国というイメージしかない。アンコールワットもそうですね。今回シアヌークビルという街に来たら、いろんな意味で驚かされました~!

とにかく20プリウスと初代ハリアーがめちゃくちゃ多い! なかでも20プリウスの多さときたら、日本で見るプリウス全体の目撃頻度より高いんぢゃないかと思えるほど。興味深いことに30プリウス、全然走っていない。どういうルートでカンボジアに入ってきているとかいえば、大半がアメリカの保険会社の引き上げ車両だという。事故車ですね。

20プリウスのアメリカに於ける評価額は、現在2000~3000ドル。軽い追突事故に遭ったり起こしたりしたら評価額を超えてしまう。けっこうな損傷具合であっても東南アジアの国々だと板金だけで治しちゃう。私のWRX S4の横っ腹も、日本だと下を見て60万円くらい掛かるところを3万3000円。最上級仕上げということで、見ても解りません。

事故車じゃなくても20プリウスや初代ハリアーの相場は安くなってきた。かくして大量の中古車がアメリカからカンボジアに流れ込んでくるのだろう。今回私が乗った4代目カムリもアメリカ仕様。おそらく50万kmを超えている感じだったが、ガタピシ言いながらエアコン効くしオーディオだって鳴っていた。効けばトヨタ車だけ別格に丈夫らしい。

その割にバイクはホンダが少ない。他の東南アジアじゃ少数派のスズキなど目立つ。これまた聞いてみたら、バイクも中古車なのだという。ホンダは相場的に高く、ブランドとのこと。こういう国でクルマを見てると、耐久性や信頼性、中古車人気など、あまり取り上げられない”実力”がよ~く解りますね。バスは韓国の中古車が多かった。日本車は高いらしい。

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