ゴーンさん再逮捕。いよいよ特捜部厳しくなってきたか?(10日)

ゴーンさんが5年分の有価証券報告書虚偽記載で起訴された。同時に直近3年間の有価証券報告書虚偽記載で再逮捕された。同じ容疑を何で分けたのか法曹関係者も理解出来ないという。普通、同じ容疑なら同時に捜査します。本件の本丸は有価証券報告書虚偽記載より厳しい業務上横領罪や背任罪だと言われており、皆さんソイツを再逮捕の容疑とするんじゃないかと予想してた次第。

不思議なのは本日起訴された期間であれば当時の志賀社長のサインもあっただろうという点。けれど志賀さんは逮捕されていない(事情聴取はされている)。志賀さんが知らなかったということです。特捜部は有罪に出来る証拠を見つけられなかったということか? いや、それも不思議だ。この事案、司法取引が行われたらしい。だとすれば十分な証拠を特捜部は得ていたと思う。

その割に拘留が長引いてます。業務上横領罪や背任罪でさらに20日間引っ張る気か? そんなこと”世間体”を考えたら出来まい。業務上横領罪や背任罪の証拠を掴めなかったのかもしれません。だとしたら有価証券報告書虚偽記載だけで起訴ということになるが、被害者無し! 有価証券報告書虚偽記載は「儲かってないのに儲かってる」という粉飾決算など想定している。

本当は儲かってないのに儲かってると記載すれば株主にとって不利益になる。儲かってるのに儲かってないと記載したら脱税です。日産の件、どちらでもない。株主は5.82%もの株主配当を貰ってホクホクだ。ゴーンさんのサラリーが10億円増えたところで日産の経営に全く影響など与えず。誰も損していないのだから、1km/hの速度違反のようなもの。罪は罪ですけどね。

検察のメンツで有罪にしたとしても(そもそも有罪に出来ないと主張する法曹関係者が多い)、最長懲役2年になれば上等。当然の如く執行猶予付く。また、日産も起訴された。直近3年間の有価証券報告書虚偽記載となれば西川さんだって無事にすまないだろう。逮捕されないとしたら、西川さんが司法取引していたことになる。なのにゴーンさんを悪者扱いに! 酷い人間です。

いろんな意味で特捜部と西川さんと日産の立場が悪くなってきたような気がする。カミカゼが吹いているとしたら現在のフランスの騒乱です。マクロンさん、正直なトコロ日産問題など二の次。ここで押せれば日産優位を取る可能性あるも、ルノー&ゴーンさんを裏切った西川体制だと難しいかもしれない。次なる動きは日産の会長を決める17日の臨時役員会。モメるでしょうね~。

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