ギョウカイの常識

朝からベストカーの取材でテストコースにリコール対策前と対策後のプリウスを持ち込み、ブレーキ抜けの実証試験を行う。今回は普通の低ミュー路のタイルよりさらに滑る路面をチェックしてみた。そしたら未対策車は「くんっ!」という明確なショックを感じ、簡単にブレーキ抜けを起こす。対策車はバッチリでございました。

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右が超低ミュー路

詳細を2月26日売りのベストカーで。それにしても今回のブレーキ抜けの件、未だこのギョウカイの人でも単なるフィーリングの問題だとカン違いしている人が少なくない。「初代はもっと悪かった」とか「他にもABSのラグの大きいクルマはあるウンヌン」。こういった人達、今回の不具合の本質が理解できていないんだと思う。

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こちらは左の路面(タイルです)

何回かTVの解説をさせて頂いたけれど、業界の人と一般の人の反応は全く違う。単なるクセだと思いこんでいる業界の人は私を「抜ける抜けると言い過ぎる。何で踏めば問題ないとキッチリ言わないんだ」と怒っているそうな。一方、一般の人は「踏めば問題ない」という表現をすると「リコール出ているのに甘すぎる!」。

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右のタイルはツ〜ルツルですね!

ギョウカイの人は普通の人の認識が大きく乖離していることに気づかないのだろう。いずれにしろ私は事実だけ正確に伝えるというスタンスを変えないようにします。終了後、都内で打ち合わせを一件。さらに中野のお店に寄り、原稿書きしながら店番。近々、中野でも原稿を書けるような環境にしなくちゃなりません。

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ここで原稿書き

オリンピックが始まっている。冬のオリンピック「道具の重要性が大きい」という点で普通のオリンピックと決定的に違う。ジャンプやノルディック複合は不利な短いスキーしか使わせてくれない。排気量の少ないエンジンで戦え、みたいなムチャクチャなレギュレーションだったりする。基本的には白人のスポーツです。

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