電力料金

原発の稼働遅れを理由とした電気料金の値上げが続々と始まりそうだ。しかし! どう考えても値上げ幅が大きいでしょう! 例えば関西電力のWebに出ている1kWhあたりの発電コストを見ると、原子力5,3円。天然ガス6,2円。石炭5,7円と書いてある。天然ガスと原子力のコスト差は1円にも満たない。

なのに四国電力は10、9%の値上げを行うという。普通の家庭用なら1kWhあたり3円程度の上げ幅だ。1円の燃料コスト増加で3円の値上げ。これ、一般的には便乗値上げという。よくそんなコトがユルされるもんだ。うなぎ屋なんか原料コストの値上がりを売値に反映出来ないってのに!

実際は廃炉コストやバラまきに使う費用、安売りしなければムダになってしまう夜間電力の価値(火力発電なら高く売れる時間だけ稼働させれば良い)など考えた外部の試算だと、原子力発電のコストの方が高いと思われる。なのに「原発を再稼働させなければ日本経済はオシマイだ」というワケワカラン連中多すぎ。

震災前54基あった原発のウチ、福島第一の4基は廃炉決定済み(残る2基も動かせまい)。さらに本来の寿命である30年を過ぎた原発が14基あるので、こいつを除けば34基。さらに「絶対無理でしょ」と言われている柏崎刈羽や浜岡など問題の多い発電所を除くと、再稼働可能な原発って20基程度かと

発電量およそ2千万kW。最新の天然ガスコンバインド発電機はシステム全体で1セット約200万kW。同じく最新の石炭発電機は1基100万kW。東京電力管内で2月1日に高効率の最新型天然ガス発電機が稼働し始めるなど、電力供給量だって余力出来始める。東京電力管内についちゃ今年の夏は問題なし。

都市部の近くに立地できる火力発電所は、お湯を上手に使った地域冷暖房なんかも入れられる。もう少し技術がすすめば排気ガスから二酸化炭素を回収することだって出来るようになるだろう。1カ所から集中して出る二酸化炭素をキャッチすることは比較的容易。いろんな意味で無理無いです。

動かせる20基を廃炉にし、変わりに大型天然ガス発電を5セット。石炭発電機10機で電力は足りる。廃炉費用についちゃ寿命の14基はすでにモトが取れているから設置者負担。地盤が悪い場所など強引に作った原発も設置者負担。稼働できる20基の廃炉費用だけ国で30年国債を発行すればOKかと。

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フィットEVの電気自動車を借りてきた。今まで熊本の山道と筑波サーキットでしか試乗していないので、街中の電費や走りなどどうなのか興味深い。とりあえずの印象は「ECOカーアジア」を御覧ください。晩ご飯は「あぶらぼうず」の西京焼きなど頂ました。このくらいならエクゾーストからアブラ出ることもないそうな。

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2 Responses to “電力料金”

  1. Uka より:

    火力発電所は、CO2排出削減にこだわる環境省のため簡単には建設ができないようです。

  2. applefanjp より:

    うっ、師匠。
    そのオサカナさん、禁断の・・・。
    アブナイ!笑

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