自動車評論家 国沢光宏
2016年5月18日 [試乗&解説リポート]
18日の昼に流れたスズキの燃費計測法令違反の状況が解ってきた。国交省の指針によると、実車を使った「惰行法」で走行抵抗を計測し、JC08モード測定の時のデータにするよう定めている。今回スズキは惰行法での実車データでなく、風洞で空気抵抗を計り、ローラー使ってタイヤの転がり抵抗計り、計算によって走行抵抗を出していたという。
スズキは実車のデータを使わなかった理由として「相良のテストコースは横風を防ぐための遮風板などの設備無く無風状態でのデータを取りにくかった。とくに軽自動車は風によって大きく数値がバラつく。そこで風洞やローラーのテストから得たデータを使った。燃費データについて恣意的に良い数字を出すという意図はない」と言っている。<続きを読む>
<おすすめ記事>
コメントは受け付けていません。
Copyright (C) 2024 自動車評論家 国沢光宏 All Rights Reserved.
このページの先頭へ