ホンダがワクにはまってるの、ジジイ世代のせいです(15日)
ホンダがワクにはまっている理由、最近何となく解ってきました。昨日、ムカシからお付き合いさせて頂いているホンダOBとフェイスブックで意見交換したのだけれど、驚いたことにツインリンクもてぎと鈴鹿のピット裏パドック、ナンバー付きの登録車両じゃないと移動させちゃいけない規則になっているそうな! まったく知りませんでした!
世界中のサーキットに行ったけれど、基本的にサーキットは私有地。走って良いモノとダメなモノは管理者が決める。とはいえサーキットという場所自体、レーシングカーを走らせるために作られた施設だ。当然のことのようにナンバー無し車両を移動させて良いのはデフォルトだと思っていました。過去、ちっさい誰かがダメと決めたことなんだろう。
そいつを「おかしい」と考えられないのである。ホンダOBは間もなく70歳です。私がいろんなことを教えて貰っていた40年前は自由奔放で、決まりなど守らないヒトでした。されど今回情報交換してみたら、ホンダ現役の晩年も「決められていることは守れ」という原理主義者だったようだ。こんな上司だったら、もはや新しいことなど出来ない。
ちなみにピット裏のパドックが登録車両以外移動禁止になっている日本のサーキット、ツインリンクもてぎと鈴鹿を除き無い。そいつを「おかしい」と考えないことがおかしいと思う。ちなみに「なぜダメなのか?」と聞いたら、メディアに叩かれるからだという。ホンダをワクにハメているのは、こういった人達なんだろうな、と考えた次第。
仕事柄、いろんなメーカーの人と会う。最近最も「ワクにはまってないですね」と思うのがトヨタ。自分で責任取れる範囲であり、会社のためになると判断すれば禁止されていることでも躊躇わない。章夫社長になるまでのトヨタだと考えられないこと。クルマとなって具現化されたのはRAV4からになるが、いろんな部署で活気出てきてます。
トヨタの正反対にあったのが日産。おそらくゴーンさんに忖度してたんだと思う。けれどポストゴーンを考えるようになったのだろう。急激に変化しようとしているようだ。4月1日の人事異動も面白い。私らの仕事で身近なポジションの「このヒトはダメでしょう!」が異動になり「いいですね!」というヒトになった。聞けば他部門も好評。
日産、少し元気になるかもしれません。日産本来の持ち味を出せるようになったら、クルマ好きを楽しませてくれるようになるだろう。なんてったって日本の自動車史で人気あるのは日産車が最も多いですから。ホンダは杓子定規の規則を見直すことから始めるべきだと思う。前出の件でOBと意見交換してたら頑固さに泣けてきました。
団塊の世代の先輩方は学生運動までやって体制と逆らってきたのに、自分が体制派になったら徹底的に従順。負け根性染みついたのだろうか? はたまた学生時代に忌み嫌ったブルジョワやセレブになった方々の場合、その座にしがみつこうとしてるケースも多い。本当に残念だ。若手はそんなジジイ共をケ散らして欲しいです。私もケ散らしてください。
22時30分発のANA B787で上海へ。ロールスロイスの失策でエンジン無し機体が羽田と成田にズラリ並んでいたANAながら、やっと飛べる機体も増えてきたようだ。上海到着は0時30分。誕生日早々タクシーでぼったくられるのがイヤだから、エクスペディアで送迎車を予約しました。するとスンゴク良い運転手さん。中国のヒトも様々です。
<おすすめ記事>