ホンダ、久しぶりにフレンドリィな価格設定としたWR-Vを発表。顔はミナミンですが

インド工場で生産されるWR-Vが発表された。メディアで大絶賛されている。最近のホンダでは珍しく、スタート価格が209万8800円と割安感大きいということなんだろう。フロントグリルにミナミンが入って居るのは残念ながらサイドとリアビューは存在感あってなかなかカッコ良いと思う。ボディサイズは全長4325mm/全幅1790mm/全高1650mmで、ヴェゼルと同じくらいとなる。

FFのみの設定となりパワーユニットは4気筒118馬力1500cc+CVTのワンチョイス。最低地上高が195mmもあるため、FFでもけっこうな走破性能を持つと思う。装備はベースグレードでアルミホイールや革巻きハンドルを除き必要なアイテムはほぼ付いている。ヘッドライトはフルLEDだし、オートエアコン。世代は不明ながらホンダセンシングも標準だ。WLTCは16.4km/L。

ベースとなったのはこのクラスでもショーファードリブンが多いインド向けに開発したモデルとあり、リアシートの居住性をキッチリ確保している。基本的にはフィット級のプラットホームのため欧州Bセグメントに属するのだろうけれど、同じクラスのヤリスクロスと比べたら圧倒的なスペース効率を持つ。このあたり、ヴェゼルにも言えることながら、ファミリ-カーとして使えます。

アダプティブクルコンは30km/hでカットされちゃう

ということでライバルはヤリスクロス。ボディサイズが全長4185mm/全幅1765mm/全高1580mmで一回り小さい。エンジンは同じ1500ccの4気筒で120馬力。燃費は圧倒的に良い19.8km/Lとなる。装備内容は202万円の『G』でほぼ同等。いや、ヤリスクロスは8インチのディスプレイオーディオが標準装備されるため実質的に10万円くらい安い。リアシートの広さのみ負け。

広いのがよければカローラクロスですね。218万4千円スタートながら、搭載されるエンジンは2000cc4気筒170馬力と圧倒的にパワフル。ボディサイズも全長4490mm/全幅1825mm/全高1620mmでWR-Vより一回り大きい。セグメントもCになるため、全てのクオリティがワンランク高くなる。逆に考えたらWR-Vってヤリスクロスとカローラクロスの真ん中にすっぽり入ります。

いずれにしろWR-Vは実車を見ていないため何とも言えない。良いクルマであれば面白い存在になると思う。実車を見てがっくりしたマーチの件もあるので、評価は乗ってから決めたい。ちなみに買うならベースグレードを。その上のグレード(234万9600円)になると、ヤリスクロスのハイブリッドやヴェゼルなど高い評価を得ているリセールバリュー高いクルマに手が届いてしまう。

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4 Responses to “ホンダ、久しぶりにフレンドリィな価格設定としたWR-Vを発表。顔はミナミンですが”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    内装の写真を見ると、パーキングブレーキがサイドのレバーを引くサイドブレーキ式になっています。EPBでないようです。
    安くていい反面、ホンダセンシングに渋滞追従機能はありませんでした。30km/h以下はフォローしないフリードと同じです。

    https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/acc/

    とは言え、フリードは売れているしそんな弱点にはならないのでしょうかね~。

  2. テリー より:

    WR-V…全長4325mm/全幅1790mm/全高1650mm
    ヴェゼル…全長4330mm/全幅1790mm/全高1,580mm
    ライズ…全長3995mm/全幅1695mm/全高1620mm
    ヤリスクロス…全長4185mm/全幅1765mm/全高1580mm
    カローラクロス…全長4490mm/全幅1825mm/全高1620mm

    ヴェゼルと同じサイズではヴェゼルを購入する予定の客が安価なWR-Vに流れるだけでは。

    ライズ~ヤリスクロスの間くらいサイズであれば、めちゃくちゃ売れていたと思います。

    特にライズはダイハツのいまいちな運転支援ですので、ホンダや日産がライバル車を出せば、ライズ購入予定の客がうばうことができるのでは。

  3. サンタが来ないなあ より:

    WR-Vの価格がリーズナブルに思えますが、それはここ近年のホンダ車が割高な価格設定だった為であり、
    排気量、ADASなどの安全運転支援などを考慮すれば、カローラクロスの方が割安感が有り私はこちらを選びますね。

  4. 暇人 より:

    日産派なのでキックス比較で、10万km想定の燃費差考慮後の価格差は60万円、5万km想定の燃費差考慮後の価格差は75万円。5万kmでもリセール価格差を考えるとやはり60万円位か。WR-Vは60万安くて全車速追随は不要で普通に走行できれば特に問題ない人向け。やはり全車速追随やe-powerの停車からの出足のトルク感を得られるなら60万円高くても問題ない人向け。

    ・WR-V
    全長4325mm、全幅1790mm、全高1650mm、最低地上高195mm、WLTC16.4km/L、スタート価格209万8800円

    ・キックス
    全長4290mm、全幅1760mm、全高1,605mm、最低地上高170mm、WLTC23.0km/L、スタート価格299万8600円

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