ネオジム

現在販売中のマガジンXの対談記事で川端女史が危惧している通り、高性能モーターの原材料となっているネオジムに代表される希土類の供給はお先真っ暗という状況にある。というのも現在世界の使用量の半分が日本。そして供給量の90%は中国なのだ。困ったことに希土類、中国以外じゃほとんど採れない(インドやロシアなど、これまた限られた国で残りの10%)。もし輸出制限されようものなら、プリウス用のモーターや電動パワステも作れなくなってしまうワケ。ディーゼルエンジンが白金の高騰に悩まされているのと同じく、モーターもそう遠くないウチ、コストの壁に当たるということです。こちらも代替素材の開発が急がれる。21世紀は素材を”発明”する時代になるかもしれません。そうそう。前出マガジンXの対談の中で「プラグインハイブリッドの開発が止まっている」という私のコメントが出てます。これ、私の表現方法に問題あったのでしょう。止まっているのでなく、「予想より時間が掛かっている」と理解して頂きたく思います。最短で2010年。2011〜12年くらいになると予想してます。

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