『トヨタ変革の開発現場』というNHKスペシャル、茹でガエルにならないよう、ぜひご覧頂きたく
NHKはたま~に素晴らしい番組を作る。日曜日の夜9時から放送された『トヨタ変革の開発現場』、解っていることを解りやすく解説している。毎年2万1765円という受信料を払っているが、この番組だけで1000円の価値あります。したがって見なくちゃ損かと。内容の本質は次期型カローラの開発をキックとし、日本が自動車作りで中国に負けるかもしれないというもの。
もの凄く簡単にまとめると、中国に負けないために大幅なスピードアップをしなければならないが、製造部門は「出来ない」と強いブレーキを踏む。もちろん品質やコストを考えれば製造部門の主張が正義なのかもしれないけれど、以前も書いた通り今や中国のクルマ業界は戦争状態。ということを開発部門は「自分の目で見ている」。製造部門からすれば「認識出来ている」レベルだと思う。
トヨタの場合、番組の効果や反響を受け製造部門も動き始めると予想しておく。というか今まで通りのスタイルでクルマ造りをしていたら間違いなく中国に負けちゃう。トヨタ以外のメーカーがどうなっているか不明ながら、どこも「このままだと終わる」と認識している人と「今まで通りになりたい」という人がぶつかっているかもしれない。守旧派が勝てばオシマイが見える。
章男さんの単独インタビューがなかなかの内容である。「ナニを言っても叩かれる」という気持ち、私は100%理解出来ます。「ひろゆき」が立ち上げ、多数の自殺者を出し、いじめの原因を作り、飲食店や小売店を山ほど破綻に追い込んだ「2ちゃんねる改め5ちゃんねる」での個人攻撃スレッド数で日本1ですから(トータルで800を超えると聞いた)。章男さんと勝負して唯一勝てる(笑)。
7月19日の写真でございます
とにかく番組を見ることを推奨したい。ライバルは明らかに中国です。ちなみに重病説も流れていた章男さん、確実なことで言えば6月17日の株主総会過ぎに怪我のため入院(御本人のコメントです)、七夕の頃に退院し、直近では競技車両に乗ってガンガン走っている。以前より元気になっているという話も聞く(笑)。我が国の自動車業界のため、しばらく暴れ回って頂きたいと思う。
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昨日はテレビの前で、「やはりトヨタは、地球一素スゲェ会社だ!」と唸りっぱなしでした。
新型カローラ開発と次期マルチプラットフォームといえば、トヨタの最高機密ですよ。それに関わる社員といえば、きっとトヨタのエース級ですよ。普通その方々が、NHKのカメラの前で、「ダメだ」「できない」「わからない」を連発しますかね。
しかしそれは、他社の似非セレブ達が言うような、頭でっかちなで無責任なネガティブ発言ではない。超絶イバラの道で不可能を可能にするために、みんなが全身全霊を込めて打ち込みながら発する、努力と責任のこもった重い言葉です。
これこそが「不可能を可能にするための失敗」であり、本当の意味で「できない自分達と向き合う姿勢」なのだと実感しました。
画面には、華やかなクルマ開発のカッコ良さなんか微塵なさもなかった。どこの部門にも、重い制約があり責務があり正義がある。それらをぶつけ合いながら、目標を達成するために試行錯誤を繰り返す。見ていて、こちらの胃が痛くなっちったもん。
更にモリゾウさんの注文が禅問答過ぎて、「これは社員はキツイわ!」と初めて実感した。
でも全ての人が、字面はネガティブでも、表情と言葉は使命感と責任感に燃えている。
死語だと思っていた「良品廉価」を聞くことができて、クルマ好きとして心底嬉しかった。
また余裕綽々世界一のトヨタの中枢が「背水の陣」にまみれていたコトに心底魂消ました。
そしてあえてその中枢を公開したトヨタからは、「日本が茹でガエルになってるぞ、似非セレブでジャレてる場合じゃない、早く一緒に立ち上がろう!」という強烈なメッセージを感じました。
唯一心配だったのが、マスキングされた次期カローラのデザインでした。
というのはいつものオチョッカイです。
m(_ _)mしーましぇん。。。
たまたま、家電のP社ともこの会社とも色々な形でお世話になりました。
P社が「家電の最後の砦」と言われたときの社長の苦悩は見てても痛々しかったです。もう砦が1つになった時点で戦争としては終わってるのに、なんとかしなければならないという気持ちは察してあまりあるものがありました。
T社とはいくつかの分野で関わりました。あくまで私の印象ですが、あらゆることを多角的に深くよく検討しているという印象を受けます。外部専門家もなかなか歯が立たないし、個人の知識というよりも視座が高いと感じます。車両製造がT社の本業と思いますが、私はこの視座の高い集団こそがT社の本質だとおもいます。知性の高い集団をもってすれば、最後の砦が栄光の砦になるのかもしれません。
自分は別業界の開発ではありますが
今回のテレビを見ていて
カローラと言う世界戦略車と次世代プラットフォームを同時開発ってこれはとんでもなく開発者は大変だろなって見ていて感じましたよ。
確かに生産側が一言言いたくなる気持ちも分かるが
何だかんだ乗り越えていくのかなって思うと次世代カローラが楽しみになりましたよ。
トヨタの強さの秘密に感心する番組でした。トヨタ会長の複数の視点から語られる言葉が印象的だし、社員に生き残るという言葉が共有されている。欧米では文句あるのがデフォルトらしいですが会議で異議を言える組織にも柔軟な強さを感じます。ところで役員以上の給与をもらっているエンジニアは何人いるのかな?AI時代のシリコンバレー的発想も必要に思います。
中国の開発スピードは世界一。
しかしプロダクトに全て反映されていない案件が多数あり。
エアバック開かない、駆動モーター脱落、車体骨格の手抜き、車軸の折れなど。
だから本当にリコール無く北米市場や日本市場にねじ込むには時間が必要。
その間にトヨタが更なる実力をつけられるかが鍵。
それが出来なかったらトヨタも危ない。
番組を観て、トヨタ社員は頑張っているなと感じました。しかし、頑張っていたり危機感を感じても長年培ってきた技術や発想が、もしくは保守的(変わりたくない)な考えの人間が多いと感じてしまいました。
「出来ない」や「無理」の気持ちも分かりますが、なんだか残念に感じてしまいました。
それに対して中国では国の力も借りてますが、全力で好きな物を作ってアメリカや日本に負けないという気概や意地を感じており、結果、日本車以上に日本人の事を考えた良心、魅力的なデザイン、スペック、電池性能の向上がトヨタと比べても段違いに感じます。
これじゃ、追いつけない、BYDが自滅しない限り差をつけられると感じてしまう内容でした。
確かに危機感がある人は章男さんを含めて居ますが、BYDの社員が番組を観て、今のトヨタに危機感を感じるのでしょうか?逆に差をつけてシェアを拡大出来るチャンスだと感じてる気がしてなりません。きっとBYDを含めて中国メーカーは死に物狂いで日本のような甘さは無いと思う。
でも頑張れトヨタ、応援してます。
再放送は23日木曜日の深夜0:35からですね