国がブレーキ踏むため太陽光パネル、液晶に続き、電気自動車用の電池も作れない国になる

我が国は石油離れを阻止するため巨額の補助金をつぎ込んでガソリン価格を抑えている。世界の流れはPHEVや電気自動車になりつつある中、日本の識者は皆さんハイブリッドが二酸化炭素を減らす最良のチョイスだと考えているようだ。実際、直近を見れば電気自動車普及までの移行期はハイブリッドが最適解のように見えます。私も昨年までハイブリッドだと思っていた。

日産もPHEVを中国から輸出する方向らしい

しかし今や次世代パワーユニットの最有力候補はPHEVである。なぜか? 電池価格が下がり長寿命になってきたからである。ゲームチェンジ中なのが中国。今や電気自動車かPHEV。そして安価な純エンジン車という売れ筋になっている。東南アジアに代表される新興国や欧州市場も同じような近未来が見えてきた(欧州の場合、安価な純エンジン車は絶滅)。

欧州のガソリン相場は300円超え。アメリカもイラン攻撃後で2倍。ウクライナ攻撃前と比べたら3倍になっている。日本だってガソリン価格が300円になったらPHEVや電気自動車の売れ行きは急増すると思う。アメリカを見るとトランプ後はどうなるか解らない。電気自動車航続距離150kmくらいのPHEVが安価になれば、アメリカすらゲームチェンジが始まる可能性大。

ここからが本題。トヨタさえ競争力のある電池を作れていない。国が強いブレーキを踏んでいるため需要伸びず大量生産に踏み切れないからだ。これ、いつか来た道です。太陽光パネルや液晶は日本が量産技術を確立した。本来なら今や世界の覇権を握っていたことだろう。なのに政府の動きと言えば、票田である農家を守るため日本で生産した製品の輸出に強いブレーキ掛けた。

企業は工場と一緒に技術を海外に持ち出す。守ったハズの農業も国際競争力を失うという結果になる。ここにきて大騒ぎになっているジャガイモやコメなど好例。今や海を越える輸送コストは高い。集約農業を行えば価格競争力で勝てる。国内で安く作れたら輸入など考えないです。我が国は西側諸国で最もクルマを安く作れる。自動化など進めれば農作物だって安く作れる。

安価で高い性能の電池を作れなければどうなるか。PHEVや電気自動車の時代になったら外国から買わなければならない。すでにスズキの電気自動車は全てBYD製だ。ここまで読んで「中国の電池は輸出出来る国が限られている」と主張する向きもいるだろう。直近の動きは中国の企業が海外に電池工場を作っている。そこで作った電池の性能や価格競争力に日本勢は勝てない。

中国を見ると今やLFP(リン酸鉄リチウム)はコスト重視型からガソリン給油並の時間で急速充電出来る高性能型まで選び放題。ここにきてLFPより安価で長寿命のナトリウム電池の量産化も始まる。トヨタが核心的な技術だとしているバイポーラLFPながら今年か来年市販なら競争力を持てるだろうけれど、再来年になったら中国勢はさらに進んでいるかもしれない。

自動車産業が衰退すれば日本も衰退する。衰退する政治家を選んだのは国民ですね。競争力のある企業は軸足を日本以外にする動きが出てくるかもしれません。

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7 Responses to “国がブレーキ踏むため太陽光パネル、液晶に続き、電気自動車用の電池も作れない国になる”

  1. ひめ太郎 より:

    専門家ですら昨年今年で評価がガラリと変わる昨今、政治家に期待するのもキビシい…また来年には業界の流れ変わってそうですし笑。先見の眼を持ち主導権争いに命賭けて参加するか、成功者から上手く甘い蜜を啜るかは難しい問題ですね。

  2. カント より:

    中国の凄さを一番理解しているのはトヨタ。
    次の一手がどうなるのか興味あります。
    日本政府の政治下手に流されず、トヨタならではの
    手法で中国に追いついてほしいです。
    本田、日産、松田はもうどうしようもない。

  3. KUMA より:

    太陽電池、ドローン、EVと中国は三タテで世界に勝利していますね。
    日本のみならず、EU、米国も出来ていないのでやみくも悲観するよりも、分析したほうが良いと思います。

    中国国家戦略としては、
    1)10年後にブレイクしそうな技術に眼をつける
      (現在進行形で 人間型ロボット)
    2)大学、企業に湯水のように補助金を与える
      ↑ここが日本ができない
    3)大学、企業間で競わせ、無理やり商業ベースに実装する。
      ↑他 先進国やロシアもできない
    4)3直24時間で技術開発、大量生産と新製品を繰り返し覇権を握る
      ↑米国でも無理

    特に、③④については、まともな野党がいる国ではできないと思います。台湾の半導体、北米のITなど、国家戦略として②のように投資して実現できるのは1分野くらい。
    強いて言えば、過去、ナチス体制のドイツが、今の中国とも言えなくは無いですね・・・。

  4. R246 より:

    BYDは世界初のハイブリッド車プリウスと同時期に誕生。トヨタはTHS2を30年間改良しつつ使い続けた。BYDは世界一のBEVメーカーになった。ウサギとカメのカメがガメラになり回転しながら飛んでいった為ウサギが追いつくことはない。

  5. ロードスターで人生が豊かになったおじさん より:

    先進国の中で農家への補助金がダントツに日本は低い。農業で勝てるわけない。

  6. masa より:

     「待たせたな!」と言って登場
    した時には、前にも後ろにも誰もおらず、後ろから気配を感じて振り返ると誰も居らず、遠く前方に走り去って行く何処かの優秀なBEV用バッテリー…

    更なる改良型を作るが、誰もいない、何か中途半端以下ですね…CGTVを見ていても、LFPもしくはリチウム電池(最近の製品は性能向上が見られる様ですが、基礎は一緒なので、バッテリー寿命はLFPに及ばないのでしょうね…)

    太陽光発電の電池パネルも殆どが中国製、以前であれば太陽光パネルにメーカー名が入っていない、お隣さんのセキスイハイムの住宅団地の太陽光パネルは
    無印ですよ。

    また、血税が知らない所で使われているのでしょうね…

  7. たろ より:

    定年まであと10年以上あって余生長い人も、逃げ切りとか言って選挙の投票先を考えない人ばかりです。
    魅力的な投票先がないのもまた事実ですが、子・孫のことを考えないのか…
    外国人による被害や、最悪遺産狙いで…

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