ルノーの新しいハイブリッドに乗ってビックリギョウテン! 日本勢と全く違いますね!

いやいや驚きました! 新型コロナ渦のため試乗会に行ったり広報車を借りることが減ったのだけれど、COTYの時期とあり可能な限りノミネートされたクルマに乗ろうとしている。ということで考えてみたらルノーの新しいハイブリッドに乗っていなかった。そもそもラリーでルーテシアなのに! ポルトガルでマニュアルのレンタカーに乗りましたけど。ということでルーテシアです。

もうですね、横浜でクルマを借り走り出してビックリ! なんじゃコレって感じ。私がイメージするハイブリッドではありませんがな。1997年に初代プリウスを買って以後、さんざんハイブリッド車に乗ってきたけれど、どれにも当てはまらない。アクセルレスポンスがメチャクチャ良く、ダイレクトなのだった。ハイブリッドにありがちな「ゴムを介して駆動」感が無い。

どの速度域でもアクセル踏めばギアをしっかり合わせて走る大排気量マニュアルミッションのように加速する。実際、大ざっぱなメカニズムを紹介すると、8速ミッションにそれぞれモーターアシストが付くようなもの。アクセル開度少ないときはモーターだけ。アクセル開度大きくしたらモーター+エンジンで走っている(実際は変速機4速×モーター側2速)。いやいや面白い。

ただ100%良いと言うことにはならない。例えば速度域によってはエンジン掛かると賑やか。振動も出る。ムカシの欧州製AT車のように少し高い回転数で走るケースもある。今回試乗したクルマは全く問題無かったけれど、たまに大きくないものの変速ショック出るという話を聞いた。とはいえ弱点より「いいね!」がはるかに大きい。音は音楽鳴らしていれば気にならないレベルだし。

何より走って気持ちよく楽しい! こんなハイブリッド初めてだ。燃費も150kmくらい走った限り20km/Lを割ること無し。特に高速燃費が素晴らしく良い! このあたりは欧州で育ったハイブリッドですね、と思う。もし機会あったらぜひともルノーのハイブリッド(E-TECHと呼ばれる)に試乗してみて頂きたい。「ハイブリッドはね~」という人もハマると思います。

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4 Responses to “ルノーの新しいハイブリッドに乗ってビックリギョウテン! 日本勢と全く違いますね!”

  1. 1701F より:

    とある学会の講演会で、ある人が、このルノーのe-techをトヨタのTHSに対抗できるほど出来が良いハイブリッドシステムで欧州勢がHEVを早々と捨てたのをきっと後悔するに違いないと言ってましたので、ちょうど調べていたところです。なんとタイムリーな話題。
    残念ながら地元の中部地方では試乗会が開催されないようなので試せませんが、高速で燃費が良い欧州向けのシステムのようですね。

  2. おっさん より:

    アベプラ見ました。
    低レベルの出演者の質問にも丁寧に答え、圧倒的な知識量で解説する姿かっこよすぎました!
    とても楽しんで見ることが出来ました。
    ありがとうございます。

  3. CX-60 より:

    ホンダのi-DCDの話題の後に、このe-TECHの話題を持ってくるなんて!
    i-DCDも有段ギヤなのだから、作りようによってはスパっと変速するハイブリッドにできただろうに、実際はマイルド・半クラッチのせいで…ですが。
    意外と日産(e-power)&ルノー(e-TECH)は、内燃機関をあきらめていないのかも。
    というときに、EVまっしぐらでちょっと安っぽくなったポロ&ゴルフのVWグループはどう出てくるんでしょうか。
    iD3・iD4はあまり日本では話題に上らないし、かといってポロやゴルフもパッとしないし(GTiとかあったよね)

  4. 猫まんま より:

    ルノーのE-Techって独自開発だったのね。
    先日アルカナ乗ってきました。一言でいうならパワフル&高速向けのセッテイング。60km程度ではゴツゴツしていますがそれを超えるとしなやかになります。フランス車は猫足とはいかに?
    試乗コースが山岳路だったので全開で楽しめました。
    ディーラーのお姉ちゃんがイケイケっていうもんで。
    日産のe-powerは高速走行に不向きだけど快適、E-Techは欧州市場向けで高速向き。プラットフォームをノートと共有化してるけど全く別物でこれが正しい兄弟車の在り方かと。
    もう少し安価なら国産車の強力なライバルになるかと。でも現状のままなら2030年までしか売れないのか。ルノーはハイブリッドで行くつもりが見事に読み間違いをしましたね。

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